「日米は『中国の脅威』を叫んで煽るな」

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中国外交部が面白いことを言っていますのでご紹介します。


↑2024年07月28日、日本で行われた「日米安全保障協議委員会」(2+2)。アメリカ合衆国からはオースティン国防長官、ブリンケン国務長官が、日本かららは上川陽子外相、木原稔防衛が出席。

日本で行われた「日米 2+2」が効いたようです。

2024年07月29日に行われた定例記者ブリーフィングでの発言です。以下に引きます。

『AFP』記者:
東京での「2+2」協議後、日米両国は声明を発表し、「中国の外交政策は国際秩序を再構築し、他国に不利益をもたらそうとしている」と述べた。 これに対する中国のコメントは?

林剣:
日米共同声明は事実を無視し、白黒を逆転させ、中国の外交政策を悪意を持って攻撃し、中国の内政に残忍に干渉し、海に関する問題で中国を攻撃し中傷し、中国の正常な軍事発展と国防政策について語り、「中国の脅威」を誇張して騒ぎ立て、地域の緊張を推測しており、これに対して中国は強い不満を抱いており、断固として反対する。

中国は常に世界平和の建設者であり、世界の発展の貢献者であり、国際秩序の擁護者である。

中国は常に平和的発展の道を堅持し、防衛的な国防政策を堅持し、合法的で合理的な国防建設と軍事活動を行い、核戦力でいかなる国にも脅威を与えることなく、国家の安全保障に必要な最低レベルに維持してきた。

他国の安全保障上の利益とアジア太平洋地域の人々の幸福を犠牲にしているのは、まさに日本とアメリカ合衆国である。

日本と合衆国は、地域の平和と安全を促進し、ルールに基づく国際秩序を守っていると主張しているが、実際には「小さなサークル」の中で活動し、ブロック政治を操り、陣営間の対立を生み出し、地域の平和、安全、安定を損なっている。

日米両国はまた、いわゆる「核の封じ込め」を追求するために、冷戦の産物である「拡大抑止」を強化し、地域の緊張を悪化させ、核拡散と紛争のリスクを誘発させている。

台湾、香港、新疆ウイグル自治区、チベットの問題は、純粋に中国の内政問題であり、いかなる外部勢力の干渉も許さない。

台湾海峡の平和に対する最大の脅威は、「台湾独立」という分離主義的行為と外部勢力の支援である。

日本と米国が本当に台湾海峡の平和と安定を重視するならば、一つの中国の原則を守り、「台湾独立」という分離主義的な行動に反対し、中国の祖国統一を支持すべきである。

中国は領土主権と海洋権益を揺るぎなく守り、二国間の海洋関連問題については、直接関係する国々と対話と協議を通じて対処することを主張している。

東シナ海や南シナ海を含む中国の近隣海域において、合衆国をはじめとする域外国が繰り返し介入し、武力を誇示することは、露骨な挑発行為である。

われわれは、日本と合衆国に対し、中国の内政に干渉し、対立を生み出し、「新たな冷戦」を誘発することを直ちに止め、アジア太平洋地域の平和と平穏を乱している逆流の根本原因となるのではなく、地域の戦略的安定を促進するための実際的な行動を取るよう強く求める。

⇒参照・引用元:『中国 外交部』公式サイト「2024年7月29日外交部发言人林剑主持例行记者会」

中国は常に世界平和の建設者であり、世界の発展の貢献者であり、国際秩序の擁護者である

――そうです。

国際法を守らず、南シナ海・東シナ海で領土・領海を拡大しようとしている態度を棚に上げて何をいっているのでしょうか、この独裁国家は。

中国の態度が悪いから周辺国は身を固めざるを得ないのです。

傑作なのは「『新たな冷戦』を誘発することを直ちに止め」です。新冷戦などとっくに始まっています。

(吉田ハンチング@dcp)

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