EUが中国の提案を拒絶!の意向。「中国の泣き」通用せずメンツ丸潰れ。

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日本ではあまり報じられていませんが、実に痛快なことにEU中国側の「泣き」を蹴り飛ばしました。

これこそ中国共産党と習近平さんのメンツ丸潰れです。


イラスト:だいだら
↑イラストレーターのだいだら先生によると「横山光輝は難しい」そうです。

まず、2024年09月13日に中国の商務部が出したプレスリリースをご覧ください。記者からの質問に当局が答えたていになっています。

面倒くさい方は次の小見出しまで飛ばしていただいでも大丈夫です。

質問:
09月12日、欧州委員会の報道官が、「中国機電商会」(中国機電製品進出口商会:China Chamber of Commerce for Import and Export of Machinery and Electronic Products/略称は「CCCME」)およびすべての電気自動車メーカーが提出した、欧州連合の電気自動車反補助金案件に関する価格約束解決案がいずれも基準を満たしていないと述べ、欧州側はこれらの価格約束申請を拒否する意向だとしています。これについて中国側の見解は何でしょうか?

回答:
中国側は、欧州側の発言に注意を払っています。

欧州委員会は、中国業界の誠意と努力を無視し、十分なコミュニケーションを行わないまま、中国業界が提出した柔軟な解決案を拒否しようとしています。

これに対して、中国側は深い失望を感じています。

08月20日と09月09日に、欧州委員会は二度にわたり、欧州連合の電気自動車反補助金案件に関する最終裁定を公表し、依然として誤ったやり方を続け、高額な関税を裁定しました。

中国側はこれを受け入れることはできず、認めることもできません。

しかしながら、中国側は一貫して最大限の誠意を持ち、対話と協議を通じて摩擦を適切に解決しようと努力してきました。

08月24日、中国業界は調査手続きの期限内に価格約束の解決案を提出し、欧州側の要望を十分に考慮し、最大限の柔軟性を示しました。

中国業界は、この価格約束提案が完全に合法であり、実行可能であると表明しており、すべての技術的問題は協議を通じて解決できると考えています。

また、複数の欧州連合加盟国も、この価格約束解決案に大きな関心を示しています。

欧州委員会が詳細な評価を行わずに関連案を拒否したことは、中国業界の協力意欲を損なうだけでなく、欧州連合加盟国の期待にも反し、また、この案件を対話を通じて解決したいとする欧州側の公式な表明とも矛盾しています。

06月22日、中欧間で欧州連合の電気自動車反補助金案件に関する協議が開始されて以来、両者の作業チームは10回以上の協議を行い、中国側は数万ページの事実と証拠を提出し、さらに柔軟な解決策も提示してきました。これには大きな努力が払われています。

しかしながら、欧州側は一方で対話を通じて解決したいと述べる一方、他方では中国側の提案を迅速かつ軽率に拒否し、具体的な対応も示していません。

この態度は誠意があるとは言えず、もし最終的に協議が合意に達しない場合、その責任は完全に欧州側にあります。

現在、協議の鍵となるのは、欧州側が本当に問題を解決する政治的な意思があるかどうかです。

中国側は、欧州側が中仏欧三者会談での対話と協議を通じた経済・貿易摩擦の適切な処理に関する重要な合意をしっかりと実行し、誠意と行動を示し、中国業界の合理的な関心を真剣に考慮することを強く求めます。

中国側は、対話と協議を通じて分裂を適切に解決しようとする最大の誠意を持ち、中国企業の正当な権益を守るための最大の決意も持っています。

中国側は、欧州側の今後の進展を注視し、必要なすべての措置を講じて、中国企業の合法的な権益を断固として守るつもりです。

⇒参照・引用元:『中国 商務部』公式サイト「商务部新闻发言人就欧委会拟拒绝中国业界提交的欧盟电动汽车反补贴案价格承诺解决方案答记者问」

なんの話かというと、Money1でもご紹介してきた「EU vs 中国」の「中国産電気自動車に高率の関税を科してやる問題」です。

中国の泣きを蹴飛ばすEU

中国産の電気自動車は40%が欧州に向かうので、この市場から締め出されると大変困ったことになります。

そのため中国側は「価格約束の解決案」をEU側に提示し、「これでなんとか解決してくれ」と泣きを入れました。

価格約束というのは、貿易摩擦や特定の貿易案件でよく使われるものです。

特に反ダンピングや反補助金調査に関連する場面で登場します。

この場合の「価格約束の解決案」とは、具体的には、調査対象の企業が輸出製品の価格を一定の水準に保つことを約束し、輸入国側がそれを受け入れることで、関税や制裁措置を回避するための合意案のことを指します。

ところが、上掲の文書にもあるとおり、EU側は「価格約束解決案がいずれも基準を満たしていないと述べ、欧州側はこれらの価格約束申請を拒否する」意向なのです。

つまり、中国側の泣きを「駄目!」と一蹴したわけです。

顔面に高下駄で一撃を食らったようなもので、そのため中国の商務部は「この態度は誠意があるとは言えず、もし最終的に協議が合意に達しない場合、その責任は完全に欧州側にある」と泣き言を述べているのです。

またぞろ「誠意」などと述べているのが大笑いですが、実に大朝鮮・中国らしい態度だといえるでしょう。

(吉田ハンチング@dcp)

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