国税収入が予測どおりにいかず、韓国政府の財政が火の車になっています。
これはMoney1でもご紹介してきたとおりですが、「税収がショートしっぱなしじゃないか」とメディアからの突き上げも激しいので、韓国の企画財政部(財務省に相当)が、本件についてのプレスリリースを出すようになっています。
2024年11月29日、企画財政部が「’24.10月の国税収入の状況」を公表しました。
以下をご覧ください。
⇒参照・引用元:『韓国 企画財政部』公式サイト「’24.10月の国税収入の状況」
2024年01~10月の累計で、韓国政府の総国税収入は「293.6兆ウォン」で、対前年同期比「11.7兆ウォン」のショートです。
ご注目いただきたいのは「法人税」です。
2024年累計で「58.2兆ウォン」しかなく、2023年の同期累計「76.1兆ウォン」したから、なんと「17.9兆ウォン」も減少しました。実に「23.5%の減少」です。
これは企業が利益を出させいないことを如実に表しています。企業にお金が回らないと、従業員の給与も増えませんし、不景気になるのも無理ないところです。
(10月までですが)国税収入が300兆ウォンを割っているのに、2024年の韓国政府の支出予算は「656兆9,000億ウォン」なのです。
どうすんのコレ――なのですが、支出は予定どおり出ていくでしょう(なにせ足らないくらいなので)。政府が負債を積んで政府を破綻させないようにするしかない――というのが韓国の現実です。
(吉田ハンチング@dcp)