2024年12月12日、韓国で疑惑のタマネギ男と称された、元法務部長官の曹国(チョ・グク)さんが、大法院(最高裁判所に相当)で有罪判決を受けました。
大法院は「懲役2年、罰金600万ウォン」の原審の判断を支持し、これにて曹国(チョ・グク)さんは監獄行きが確定しました。
この判決によって、曹国(チョ・グク)さんは5年間の被選挙権の停止で、次期大統領選挙には出馬できません。
↑曹国(チョ・グク)さんは自身のFacebookで李在明(イ・ジェミョン)さんとの仲をアピールしました。しかし、曹国(チョ・グク)さんは、そもそも李在明(イ・ジェミョン)さんを仲が悪い文在寅さん人脈です。
2024年04月の国会議員総選挙に出馬し、当選。『祖国革新党』という政党も立ち上げて、12議席を獲得するという離れ業を見せました。
↑国会議員に当選して、国会前で「尹錫悦(ユン・ソギョル)、最終警告だぞ」とアピールする、曹国(チョ・グク)さんと腰巾着の皆さん(2024年04月11日)。
曹国(チョ・グク)さん自身「これで国会議員になったし監獄に行くことはあるまい」――と思ったでしょうが、全然そんなことはありませんでした。
尹錫悦(ユン・ソギョル)さんより先に監獄行きとなったのです。
この曹国(チョ・グク)さんの往生際の悪さ、厚顔無恥さは言動に如実に表れています。
大法院の判決が2024年12月12日に下されると分かってからは、弁護士を通じて、
「野党の主要な党首である人物なので、判決の延期を申請する」
「大統領弾劾を最初に言った党首がいなくなるという事態を避けるべきなので判決を延期すべき」
などと主張をしました。
どれだけ自分を「特別」だと思っているのか、ナルシシスティック(narcissistic)な人物であるのかが分かるでしょう。
読者の皆さんの周囲にも、「顔面の出来と知性が反比例するイケメン」がいるのではないでしょうか。
こういう鼻持ちならない人物は、自分は仕事ができると思い込んでいますし、周囲がオレを称賛して当然と考えています。瑕疵があっても反省などしません。
韓国人はそもそも「オレは悪くない、そうさせたアイツが悪い」という他罰的傾向が強いですが、曹国(チョ・グク)さんはコレの「美しいオレ様」バージョンです。
今回の「曹国(チョ・グク)さまの監獄行き決定」について、『東亜日報』が面白い社説を出しています。同記事の最後の部分を以下に引用します。
(前略)
また、大統領民情首席秘書官在任中に、ユ・ジェス金融委員会局長に対する特別監察班の監察を中断させた容疑や、娘への奨学金名目で大学院指導教授から600万ウォンを受け取った容疑についても有罪が確定した。曺前(チョ・グク)代表は「さらに強く、清廉な人間になって戻ってくる」と述べた。
これは、法的制限が解除された後に再び政治の舞台に戻る意志を示したものと受け取れる。
しかし、有罪が確定したにもかかわらず、自身が行った不正に対する具体的な謝罪や反省の言葉はない。
時間が経てば人々が忘れると信じているかのように見えるが、そのような錯覚は捨てるべきだ。
謝罪と反省もせずに、アイツはまた政治の世界に帰ってくるつもりだぞ!――といいうわけです。
全くそのとおりでしょう。次の大統領による恩赦も狙っているに違いありません。
(吉田ハンチング@dcp)