韓国「保守寄り勢力」12人が自身で墓穴を掘った。皆さんは吊るされます

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2024年12月14日(土)、韓国国会で大統領弾劾訴追案が可決しました。

16:29に投票が開始され――、

賛成:204
反対;85
棄権:3
無効:8

――という結果となりました。

議員定数300人で、全員が出席して、2/3以上が賛成。

反対・棄権・無効の合計が「96」になりますので、これを全部、政府与党『国民の力』が投票したとすると、

『国民の力』議員数(108人) – 96 = 12

――なので、『国民の力』議員のうち12人が、弾劾訴追案に賛成したことになります。この12人は、韓国における保守寄り勢力に対する処刑執行書にサインしたも同然です。

選挙で保守寄り勢力が巻き返すことができるかも――と考えて弾劾訴追案に賛成した議員がいるなら、その議員は大甘です。そんなことは起こりません。これから、左派・進歩系によって吊るされるのです。

次期大統領選挙のタイムスケジュールは?

「票決前の予測」どおりの結果――可決となりました。1回目の弾劾訴追案が事実上否決されるという波乱がありましたが、先記事でご紹介したとおり、これで「明確に自由主義陣営国側に立つ韓国は“おしまい”」です。

これから憲法裁判所における「弾劾訴追案の妥当性」について審議が行われることになります。

弾劾訴追案が「合憲」となれば、現在の尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領は正式に罷免となり、2カ月以内に次の大統領を決める選挙が行われます。

憲法裁判所での審議は6ヵ月(180日)以内と決まっていますので、そこまでに結論が出ます。

過去の2回の大統領弾劾訴追を見ると――

盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領のケース:約2カ月(63日)の審理
朴槿恵(パク・クネ)大統領のケース:約3カ月(91日)の審理

――を要しました。

そのため、これまでの最短2カ月を適用するなら、

2カ月後に審理終了で「弾劾訴追案は合憲」の判断が下され、その2カ月後には次期大統領選挙が行われることになります。つまり、早ければ4カ月後の2024年04月終わり~05月初旬には次期大統領選挙が行われます。

不確定要素は憲法裁判所と尹錫悦(ユン・ソギョル)さん

不確定予想が2つあります。

一つは憲法裁判所の体制です。

Money1でも先にご紹介したことがありますが、憲法裁判所の定数は9人です。ところが現在は6人しかいません。大統領弾劾に関するような重要な判断においては、判事の2/3が同意すべきという「コンセンサス」があります。

しかし、6人しかいません。

ですので、判事のうち1人でも反対すると、コンセンサスを満たせないことになり、「弾劾訴追案は合憲」という判断が否決される可能性があるのです。

そのため3人の判事を追加する必要があります。傑作なことに、憲法裁判所の判事を追加するのに反対してきたのは『共に民主党』なのです。追加するにしても、誰が採花するのでしょうか?

弾劾訴追案が可決したことで、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領は職務停止になりました。一応代行は韓悳洙(ハン・ドクス)副首相ですが、『共に民主党』は韓悳洙(ハン・ドクス)さんも戒厳令宣布に関して捜査対象となっており、韓悳洙(ハン・ドクス)さんの裁可が認められるかどうか不明です。

不確定要素のふたつ目は、尹錫悦(ユン・ソギョル)さん自身です。

尹錫悦(ユン・ソギョル)さんは、職務停止となりましたが、「大統領」職を罷免されたわけではありません。

今回の弾劾訴追案に対して、尹錫悦(ユン・ソギョル)さんは、最後まで戦う姿勢を明らかにしています。

しかし、これまた韓国の常ですが、どこまで突っ張り通せるか分かりません。尹錫悦(ユン・ソギョル)さんがどこかで折れる可能性は捨てきれません。

さらに――

尹錫悦(ユン・ソギョル)さんが最後まで折れない場合――
憲法裁判所での審理が長引く場合――
また『共に民主党』が行った後ろ暗い事実を暴露する場合――

「跳ね返り」が物理的な手段によって、尹錫悦(ユン・ソギョル)さんを排除する可能性が捨てきれません。

尹錫悦(ユン・ソギョル)さんは、朴正煕(パク・チョンヒ)ワナビーな人ですが、その最期までマネする必要はないはずです。

(吉田ハンチング@dcp)

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