2025年05月15日、韓国の企画財政部が「月刊財政動向05月号」を発刊しました。
韓国政府の財政は火の車ですが、この05月号では2025年03月までの収支が公開されています。
以下をご覧ください。
2025年03月
収入:56.9兆ウォン
支出:93.3兆ウォン
統合財政収支(収入 – 支出):-36.4兆ウォン管理財政収支:-43.4兆ウォン
2025年01~03月
収入:159.9兆ウォン
支出:210.0兆ウォン
統合財政収支(収入 – 支出):-50.0兆ウォン管理財政収支:-61.3兆ウォン
※統合財政収支は単純に収入から支出を引いたもの。管理財政収支は国民年金などの社会保障機関の収支も足し込んだものです。国の財政収支の健全性を見るときはこちらを使います。
※2025年度の予算(支出)が「673.3兆ウォン」にまで膨らんでいることにご注目ください(政権が変わるので「暫定」です)。
2025年03月までの財政収支の推移を見ると以下のようになります。
03月にガクっと収支が悪化しています。ただ、毎年03月には大きく赤字方向に振れるので、これ自体は特に珍しいことではありません。
問題が赤字の進行具合です。03月まで累計で管理財政収支は「-61.3兆ウォン」。
2025年予算は「-73.9兆ウォン」です。なのに03月までですでに「-61.3兆ウォン」に達しています。
まだ残り9カ月あるのに大丈夫ですか――という現状です。
政府負債を増やすものといえば「国債の発行額」ですが、以下のように報告されています。
↑Googleの自動翻訳なので「ウォン」が「円」になったりしていますが、ご寛恕ください。
2025年03月時点で国債の発行残高は「1,175.5兆ウォン」。2025年の予算では「1,237.0兆ウォン」です。
(吉田ハンチング@dcp)