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「韓日議員連盟」が訪日して麻生閣下にも陳情。日本は「小春日和の夢」を見るべきではない

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2023年01月12日、「いわゆる徴用工」問題について、『韓日議員連盟』と韓国外交部共同開催の「公開討論会」が行われました。

怒号飛び交うものになりましたが、これは特にさしたることではありません。韓国政府は「代位弁済プラン」を初めて公けのものとして押し通し、「皆さんの意見は聞きましたよ」と一応の体裁を整えたことの方が重要です。

全力で押し通りまする」な正面突破を試みているわけで、韓国政府はこのままいけると見ています。

我に秘策あり

公開討論に出席した『韓日議員連盟』の鄭鎮碩(チョン・ジンソク)会長が急遽訪日し、『日韓議員連盟』の日本議員、また麻生太郎副首相と会談を行いました。

『韓日議員連盟』会長は「日本も呼応せよ」

まず、公開討論で鄭鎮碩(チョン・ジンソク)会長が述べたことを政府与党『国民の力』公式サイトから以下に引用してみます。

こんにちは。『韓日議員連盟』会長を務めている国会議員の鄭鎮碩(チョン・ジンソク)です。

今日のフォーラムに参加した皆さんに深く感謝します。

パネルを引き受けてくださった強制徴用被害者の法律代理人、被害者団体と遺族代表、学界と法曹界に専門家、そしてマスコミの皆様に感謝申し上げます。これまで日本政府側と外交交渉に努めてきた外交部、日帝強制動員被害者支援財団に労苦にも感謝します。

今日、この席は日韓関係で最も重要な懸案である「日帝強制徴用問題」(原文ママ・引用者注)の解決法を議論するための公開討論会です。

民意の殿堂である国会で公開討論会が設けられたことは格別の意味があると考えます。強制徴用被害者(原文ママ:引用者注/以下同)と直接・間接に関係を持つ方々、そして各界で活躍している専門家がお互いに意見を交わしながら知恵を集めていく席として、ここ国会以外の場所はあり得ないと考えます。

韓国政府はこれまで強制徴用問題解決のために日韓外交当局間で緊密な協議を続けてきました。

私も昨年、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の特使として政策協議団を率いて、また安倍元首相の弔問使節団で訪日し、日本側の政関係指導者と会い、両国間の懸案に対する誠意ある解決法を設けるべく努力してきた。

強制徴用に関する最高裁判所の最終判決が出たのは2018年10月30日です。

最高裁が日本企業に被害者賠償責任を取り上げた2012年05月を起点とすれば、10年を超える懸案になるでしょう。

このように古い日韓の懸案であるにもかかわらず、まだ被害者のための明確な解決策が設けられていないのが現実です。

今日の公開討論会が、被害者の痛みを聞き、専門家の知恵を借りて、望ましい解決策を探す重要な契機になってほしいものです。

今日のディスカッションは、被害者のおじいさん、おばあさんの胸のつかえを下ろすための席です。私は良いことが良いという式のふわふわの過去の歴史を愚かな解決策を望みません。私たちは過去の歴史を直視しながら日韓の未来のために進まなければなりません。

去る1998年、金大中大統領と小渕日本首相との間で手を取って宣言した「日韓パートナーシップ宣言」精神を蘇らせ、両国関係を一番良かった時代に戻したい――これが外交目標であり、私たちの国益に合致する道だと私は考えています。

強制徴用問題解決のためには、日本政府と日本企業が関わらなければならない分が明らかにあります。日韓両国の誠意あるアプローチが同時になされなければならないと私は考えます。

ひよこが生まれるためには、内と外で同時に殻を壊さなければならないという「啐啄同時」という言葉がある。強制徴用の問題解決も同様だと思います。

私は今日の午後日本に出国します。日本政府と政界の責任ある指導者と会うでしょう。会って私たちのこのような意志を明確に伝えましょう。

今日のフォーラムは強制徴用問題解決を見つけることができる意味のある叩き台になると思います。参加者の皆さんの忌憚ない意見を聞かせてほしいと思います。

フロアで聴いている与野党議員と一般市民、そしてYouTubeを通じて関心を持って見守ってくださる方々が一心になって公開討論会がうまく終わるように声援、支持してくださるようお願いします。

「啐啄同時(そったくどうじ)」は禅の言葉です。「啐」はヒナが卵の殻を内側から破ろうとする鳴き声。「啄」は親鳥が殻を外側からつつく音のこと。親鳥とヒナが同時に卵の殻をつつき殻を破ることを「啐啄同時」といいます。

⇒参照・引用元:『国民の力』公式サイト「정진석 비상대책위원장, 외교부·한일의원연맹 회장 국회의원 정진석 공동주최 <강제징용 해법 논의를 위한 공개토론회> 주요내용 [보도자료]」

鄭鎮碩(チョン・ジンソク)会長は、日韓関係を「日韓共同宣言-21世紀に向けた新たな日韓パートナーシップ-」の頃に戻すことが国益に叶うと述べています。

日本メディアでも「金大中(キム・デジュン)、小渕恵三首相の日韓関係が最良の時代に戻す」などという報道があったりしますが、果たしてそれが正しいのかどうかを、日本人、日本政府は考えてみなければなりません。

Money1でも先にご紹介しましたが、木村幹先生はこの宣言について当時「いったいこのような小春日和のような状態を、日韓両国はいつまで続けることができるだろうか、そんなことを考えていた」と回顧しています。

木村先生の言葉を借りれば「日韓共同宣言-21世紀に向けた新たな日韓パートナーシップ-」なるものは小春日和のいっときの夢だったのであり、そこに戻ると、結局また元の木阿弥になりかねません。

韓国政府の「小渕-金宣言が日韓関係の基盤」は「韓国を甘やかす日本に戻れ」という意味か。それは一時の夢
韓国は、尹錫悦(ユン・ソギョル)政権になってから日本との関係を好転させようとしています。 自国に都合のいいようにしたいので、そこが決定的に日本の反発を買い、うまくいってはいませんが「好転させようとしている」のは確かです。 尹錫悦...

問題は、これまで日本政府が韓国を甘やかしてきたことにあります。日本政府が今なすべきことは、小春日和の一時の夢を見た時代に戻ることではありません。これまでの指針を再考・組み直して新冷戦に臨む体制を築くことです。

「かつての同胞」としての見方や「甘えを許す態度」をここで全て放棄し、日本の国益に沿って韓国をどのようにコントロールするのか、その戦略と戦術こそが求められています。

もう、その時です。

『韓日議員連盟』の陳情は効果を出すのか?

2023年01月13日、鄭鎮碩(チョン・ジンソク)会長に率いられた『韓日議員連盟』議員が、『日韓議員連盟』所属議員との会合が行われました。

『産経新聞』によれば、「出席者によると、いわゆる徴用工訴訟問題をめぐって韓国政府が12日に公表した、被告企業の賠償金支払いを韓国の財団が肩代わりする案について言及はあったが、深い議論は交わされなかった」となっています。

また、訪日した『韓日議員連盟』は、松野博一官房長官、麻生太郎『自民党』副総裁との面談も行いました。

『NHK』は以下のように報じています。

(前略)
こうした中、自民党の麻生副総裁は13日午後、党本部で韓国の超党派の国会議員でつくる「韓日議員連盟」のチョン・ジンソク会長とおよそ1時間、会談しました。

麻生氏は、去年11月にソウルでユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領と会談し、首脳会談の実現などに向けて調整にあたったいきさつもあり、会談では、チョン氏から韓国側が検討している案について説明を受け、意見を交わしました。

会談のあと、チョン氏は記者団に対し「両国間の関心分野について話し合って、有意義な時間を過ごした」と述べました。

(中略)

このうち、松野官房長官との会談では、両国は安全保障も含めて重要なパートナーだという認識を共有した上で、お互いに誠意を持って懸案の解決を目指していくことで一致しました。
(後略)

⇒参照・引用元:『NHK』公式サイト「自民 麻生副総裁と韓日議員連盟会長『徴用』韓国案で意見交換」

麻生閣下との会談内容が気になるところですが、残念ながら特に中身については言及されていません。韓国内では尹錫悦(ユン・ソギョル)政府の正面突破に激しい反発が起こっていますので、麻生閣下にしても、松野官房長官にしても「本当にこのプランで韓国内を説得できるのか様子を見よう」といったところではないでしょうか。

韓国側は「日本の呼応が必要」などと述べたてるかもしれませんが、妙な憐憫れんびんの情などを起こさないことが重要です。

(吉田ハンチング@dcp)

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