06月03日に投開票となる韓国第21代大統領選挙が迫ってきました。
2025年05月23日、中央選挙放送討論委員会主催の「第21代大統領選挙第2回候補者討論会」が開催されました。
『共に民主党』の統一候補である李在明(イ・ジェミョン)さんは以下のように述べています。
「憲政秩序を破壊する勢力を再び復活させるわけにはいかない」
「憲政秩序を回復しなければならない。
何の対策もなく非難だけする考え方では、巨大な大韓民国号を運営するのは難しい。有能な船長が必要だ」
「忠実な働き手が必要だ」
「(私は)城南市、京畿道、『共に民主党』を以前とは違うように変えてきた。
同じ条件でも全く違う結果を生み出した。
準備のできている、有能で忠実なこの李在明(イ・ジェミョン)が、新たな大韓民国、本物の大韓民国を必ず作り出す」
傑作なことに、自分で自分のことを「有能」と言い切りました。李在明(イ・ジェミョン)さんが有能なのは、周囲に集まる人間にお金を流すことだけではないのでしょうか。
こんなウソばっかり言っている人間を一体誰が支持しているのか?ですが、先に紹介したことのある、YouTuber「隣国のおじさん」さんは、
❶まともな人たち
(市長・知事時代の手腕を評価している人たち)
❷機会主義者
❸従北主義者
❹社会的マイノリティー
の4つだと指摘していらっしゃいます。
↑YouTube『隣国のおじさん』チャンネルの「韓国の人々はなぜ李在明を支持するのか?〜LJMを支持する謎」動画。このチャンネルでは、ほとんど日本では報道されない韓国の肌感覚に即した情報を知ることができます。指摘は非常に的確で必見のチャンネルです。
一方の保守寄り『国民の力』の統一候補である金文洙(キム・ムンス)さんは以下のように述べました。
「今は大韓民国の民主主義の危機だ」
「今、われわれは独裁か民主か、総統制か分権型大統領制かの分かれ道に立っている」
「私は民主化のために生涯を捧げてきた人間だが、今ほど国民全員が危機意識を共有したことはなかった」
「『共に民主党』が大統領選に勝利し、大統領まで掌握すれば、このような人々が立法・司法・行政すべてを掌握して、李在明(イ・ジェミョン)総統が独裁を行うだろう」
韓国が独裁制か民主かの岐路に立っている――という指摘は全く正しいです。しかし、韓国が自由民主主義側に立たない方向、李在明(イ・ジェミョン)さん優勢で動いています。
直近『リアルメーター』の世論調査の結果は以下です。
李在明(イ・ジェミョン):46.6%
金文洙(キム・ムンス):37.6%
李俊錫(イ・ジュンソク):10.4%全国18歳以上の有権者1,009人を対象に次期大統領選挙適合度を調査(95%信頼水準に標本誤差±3.1%ポイント)/調査期間:2025年05月22~23日
李在明(イ・ジェミョン)さんと金文洙(キム・ムンス)さんの差が縮まっています。
『リアルメーター』のデータが正しければ、アホの子こと、李俊錫(イ・ジュンソク)さんは保守寄りなので、1本化すれば、李在明(イ・ジェミョン)さんに勝てそうではあるのですが、李俊錫(イ・ジュンソク)さんは「絶対1本化しない(オレは大統領候補を下りない)」と述べています。
閑話休題:モフモフ対決
先の大統領選挙では、尹錫悦(ユン・ソギョル)のアッパーカット vs 李在明(イ・ジェミョン)の飛び蹴りという、これは何の対決なん?な光景が見られました。
今回は以下のようなモフモフ対決が実現しています。
↑動物保険についてアピールするためにワンコを抱く金文洙(キム・ムンス)さん。
↑遊説中に聴衆のワンコを抱っこする李在明(イ・ジェミョン)さん。
好きにすればいいですが、ちょっと面白い写真となっています。
(吉田ハンチング@dcp)