2025年01月16日、韓国の産業通商資源部が「2024年の自動車産業動向について」というプレスリリースを出しています。
この中に、主要地域別の自動車輸出金額の数字があります。以下をご覧ください。
上掲の表組をグラフ化すると以下のようになります。
上掲のとおり、韓国産の自動車は北米市場に最も多く輸出されており、2024年通年で金額は「400億1,300万ドル」。
EU域では「80億5,800万ドル」ですから、北米市場はEU域の約5倍(正確には「4.97倍」)、韓国産自動車が輸出されているのです。
EUとその他欧州域を足すと「128億5,400万ドル」。欧州全域にしても北米市場はその約3.1倍の規模です。
問題は、北米市場に大きく依存していることです。
上掲のとおり、北米市場が全輸出金額の56.6%に達しています。
先にご紹介したとおり、『韓国銀行』のリポートによれば、2022年は韓国産自動車は約47%が北米市場に輸出されていました。
ところが2年後の2024年にはこれが過半を超えるようになったのです。依存し過ぎです。
この北米市場でずっこけたらどうなるでしょうか? もちろん韓国が誇ってきた自動車産業は大きな打撃を受けることになります。
これがトランプ関税に対して韓国が青ざめている理由です。
(吉田ハンチング@dcp)