韓国・特検が金建希さんを調査。統一教会が絡んでいる疑惑

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韓国では「保守寄り勢力」を吊るすための動きが強まっています。

特検法によって設けられた政治検察いわゆる「内乱特検チーム」は、尹錫悦(ユン・ソギョル)前大統領への圧力を強めており、正義の見方面で調査していますが、こういう組織こそ「走狗」と呼ぶべきです。

先にご紹介したとおり、尹錫悦(ユン・ソギョル)さんの奥さんである金建希(キム・ゴンヒ)さんへの調査も行っており、これなど誠に気の毒というほかありません。

●Deutschモータース事件
金建希(キム・ゴンヒ)さんが、Deutschモータースの株価操作に加担したとされる事件。2010年代初頭、金建希氏が知人名義などを通じて株を取引し、証券ブローカーと共謀して株価を人為的に上昇させたのではないか――という疑惑。

⇒すでに検察が複数回調査して「嫌疑なし」で不起訴処分としている。

●統ブランドバッグ事件(高級ハンドバッグ受領疑惑)
022年、大統領府の映像記録などを通じて、金建希(キム・ゴンヒ)さんが知人から高級ブランドバッグ(ディオール)を受け取ったという様子が記録されたとされる。

⇒検察は2023年に捜査を行ったものの「個人的な贈与であり、公務や見返り性は認められない」として不起訴。

金建希(キム・ゴンヒ)さんの疑惑というのは、すでに検察が調べて「不起訴」となったにもかかわらず、しつこく調査するといういわけですから「吊るすまで調査する」というものに他なりません。

つまり政治的な調査であって、先に「有罪」という結論ありきで行っているとしか考えられません。「一事不再理の原則」がないのです(無視している)。このような国のどこに法治があるでしょうか。

2025年07月08日、金建希(キム・ゴンヒ)さんに関連する疑惑を捜査しているミン・ジュンギ特別検察チームが警察庁の家宅捜索を行いました。こうなるとただのごろつき・嫌がらせです。

ただし、2つ目の「ハンドバッグ事件」については日本としても注目ポイントがあります。

最近、韓国の捜査当局(特に特別検察チーム)は、金建希(キム・ゴンヒ)さんに関連するいくつかの事件の背後に統一教会系の人物・資金の関与があった可能性を疑い、捜査を拡大しています。

統一教会は1997年に「世界平和統一家庭連合」に改称していますが、現在でも韓国メディアでは「統一教会」あるいは「統一教」と書きます。社会的認知がそちらの方が高いからです。

具体的に、統一教会の「何が」問題視されているか?――といえば、以下のようにまとめることができます。

1.統一教会幹部の「遠征賭博」疑惑と隠蔽工作
統一教会の世界本部長ユン某が、海外で違法カジノなどを含む遠征賭博に関与していたとされます。

これを韓国警察が捜査していたところ、金建希(キム・ゴンヒ)さんや尹錫悦(ユン・ソギョル)前大統領と接点のある宗教関係者(チョン・ソンベ:この人物が元統一教会と目されています)の介入により、捜査が揉み消されたのではないかという疑惑が浮上したためです(疑惑を浮上させた――との見方アリ)。

2.統一教会と政治との癒着
統一教会系の人物が、金建希(キム・ゴンヒ)さんと何らかの贈与関係や人脈を通じて接点を持っていたのではないかという疑念。

3.統一教会の「保守政界への影響力」
韓国では歴代保守政権(特に朴正熙政権以降)との関係が指摘されてきました。

今回、特別検察は「宗教団体を政治的盾にするネットワーク構造」が尹政権にも存在するのではないかと見て、背後関係を掘り起こそうとしている――という見方もできるわけです。

統一教会について韓国で調査が進めば金の流れの一端が明らかになる可能性があります。統一教会が集金マシンとして機能して、日本から韓国へ莫大な金額が流れた――といわれます。

お金の流れを追えば、いったいどのくらいの金額を韓国に流出したのか、また「そのお金が何に使われたのか」も表に出てくるかもしれません。

実際、2025年05月23日には、ソウル南部地検が韓鶴子(ハン・ハクジャ)世界平和統一家庭連合総裁(旧統一教会の最高位指導者)を出国禁止処分としています。

これは調査が統一教会の上層部を視野に入れたものであることを示しています。

統一教会は北朝鮮との関係が深いことでも知られてます。北朝鮮-日本-韓国の思わぬ裏面史が明らかになる可能性があります。韓国検察はお金の流れを追って、思わぬものを見つけるかもしれません。

(吉田ハンチング@dcp)

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