韓国「教育部長」長官候補が論文盗作疑惑で火だるま! 長官指名を撤回に追い込まれる

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2025年07月20日、韓国の大統領室は、教育部長官候補者とした李鎮淑(イ·ジンスク)さんの「指名撤回」を発表しました。


↑国会の人事聴聞会で火だるまになった李鎮淑(イ·ジンスク)さん。

人事聴聞会で野党に転落した『国民の力』の議員から非常に厳しい質問が飛び、火だるまになったのはもちろんですが、そもそも「何なんこの人」という人物だったため、指名撤回に及ばざるを得ませんでした。

李鎮淑(イ·ジンスク)さんは、1960年、大田テジョン出身で、『大田女子高校』卒、『忠南大学』建築工学科で学士・修士を取得。日本『東京工業大学大学院』で博士号取得したという人です。

母校の『忠南大学』建築工学科の教授として勤務し、同大学の工学部長を歴任。2020年には『忠南大学』の総長にまで上り詰めました。国立大学としては初の女性総長でした。

また、建築分野の専門家として、大統領直属の国家建築政策委員会委員を務めたことがあります(2008年12月~2011年04月)。李明博(イ・ミョンバク)政権時代です。

李鎮淑に論文盗作疑惑!

左派・進歩系の李在明(イ・ジェミョン)政権でなぜまた長官候補になったのかが不思議ですが、これについて大統領室は――彼女を「地方大学出身の初の女性総長」とし、「地域均衡型人材育成」が今回の人事の一環――と説明していました。

また教育部門のトップに女性を初めて任命する意図があったと推測できます。

これは李在明(イ・ジェミョン)政権が目指す「閣僚枠の30%が女性」を実現して、多様性にも配慮しているよ――とアピールしたかったものと見られます。

教育部の長官になる者が論文盗用疑惑って……

ただし、この李鎮淑(イ·ジンスク)さんは曲者でした。

論文の盗用疑惑が指摘されたのです。

李鎮淑(イ·ジンスク)さんは、大学教授時代、教え子が提出した修士・博士論文を自身の論文に転用し、一部では元になった論文の誤字まで、そのままコピペした――といわれています。

また、彼女の論文130本を調査したところ、最低11本で盗用の可能性があり、20〜45%の類似率が検出されました。

学界では類似率20%以上は盗用の疑いに値すると見なされています

教育部の長官になろうという人物が、教授を務めている間に論文の剽窃を行っていたというのはまったく洒落になりません。

李在明(イ・ジェミョン)さんが指名した人物というのは碌でもない人物ばかりなのですが、この李鎮淑(イ·ジンスク)さんもまた「?」がつく人だったというわけです。

(吉田ハンチング@dcp)

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