韓国企業『現代自動車』と『LGエネルギーソリューション』の合弁会社が、アメリカ合衆国ジョージア州で建設していたバッテー工場。
2025年09月04日(現地時間)、この工場に合衆国当局の連邦・州組織がカチコミ捜査を決行。
建設現場で働いていた労働者475人を逮捕拘禁しました。韓国政府の公表によれば韓国人、300余人が含まれていました。
2025年09月07日(日)、韓国大統領室は「拘束者の釈放交渉を終えた」とし、「行政手続きが完了次第、チャーター機がわが国民を迎えに出発する」と明らかにしました。
Money1もご紹介したとおり「ほんとぉ?」だったのですが、韓国メディアの報道には「09月10日にチャーター機を使って逮捕・拘禁された全員が韓国に帰国する」という報道が出ていました。
これまた「ほんとぉ?」だったのですが、やっぱりウソでした。ウソというよりも、合衆国政府が即時釈放に同意しなかったと見られます。

↑2025年09月07日(日)に韓国の飛行場を出発する趙顕(チョ・ヒョン)外交部部長(長官:外相に相当)。
Money1でも先にご紹介したとおり、急きょ訪米する趙顕(チョ・ヒョン)外交部長長官と合衆国のマルコ・ルビオ国務相長官とが面談する――といった報道もあったのですが、少なくとも外交部が公表したプレスリリースには「そんな情報」はまったくありませんでした。

↑韓国人300余名が収監されているジョージア州フォークストンの『ICE』センター。
――で、本当に09月10日(現地時間)チャーター機が韓国に向けて出発するのかしら――だったのですがこれが延期になりました。
現場につめていた『朝鮮日報』は以下のようにリポートしています。
(前略)
外交部は10日、アメリカ合衆国ジョージア州で拘束された韓国国民のチャーター便出発日程に関連し「現地時間10日出発は合衆国側の事情で困難となった」と明らかにした。当初、ジョージア州の韓国工場で拘束された韓国人300人余りは拘束6日目に釈放され、現地時間10日午後2時30分(韓国時間11日午前3時30分)前後、自発出国形式でアトランタ空港からチャーター機に乗る予定だった。
しかし、合衆国側の状況により拘束された韓国人を連れ戻すためのチャーター機の出発が遅れることになった。
外交部では「合衆国側の事情」とだけ述べ、詳細な理由は明らかにしなかった。
(後略)
先に韓国大統領室が公表した「釈放交渉が終結」というのは何だったのでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)






