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韓国『サムスン電子』株価下落で阿鼻叫喚。「1兆ウォンの損失」出る

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「サムスン電子は韓国を代表する株式じゃないですか。いったいどうしてこうなるんですか

という印象的な書き出しの記事が韓国メディア『朝鮮日報(日本語版)』に出ました。ご紹介したとおり、05月11・12日とKOSPIが続落し、韓国の個人投資家を恐怖させました。以下の『サムスン電子』の株価推移をご覧ください。

同紙の記事は、

(前略)
証券業界の推定によると、今年になってサムスン電子株を購入した新株主の含み損は1兆ウォンに迫る

今年個人投資家はサムスン電子株を21兆ウォン以上買い越した。買い越し順位でトップだ。
(後略)

と述べています。

同紙の記事は05月12日で、上掲チャートは05月13日10:48時点でのものですが、記事よりさらに下落しています。

『サムスン電子』の株価は10万ウォンを狙える
8万ウォンを割るかも……

など上下どちらの論評もあったのですが、あっさり8万ウォンを割り込みました。

「いったいどうしてこうなるんですか」もなにもチャートからすれば、「上がらなきゃ下がる」の典型のようなプライスアクションで、高騰してヨコヨコ、これ以上上がる余地はないと見なされ、オーバーシュートぶんが調整されている――のではないでしょうか。

先にご紹介したことがありますが、韓国の個人投資家は2021年01月になってから巨額の資金を投入しています。しかし、資金の投入先のTop10銘柄で見事にマイナスになっています。

以下をご覧ください。

個人投資家の買い越し金額Top10銘柄の収益率
第1位 『サムスン電子』 -5.7%
第2位『サムスン電子(優先株)』 -5.8%
第3位『現代モービス』 -6.1%
第4位『現代自動車』 -11.7%
第5位『SKハイニックス』 -5.7%
第6位『起亜自動車』 -3.5%
第7位『LG電子』 -1.0%
第8位『SKイノベーション』 -2.3%
第9位『セルトリオン』 -12.1%
第10位『Skバイオファーム』 -5.2%
収益率平均 -5.9%

2021年02月時点

上掲は、個人投資家の買い越し金額の多い銘柄を上から順番に10個選び、その平均取得金額を計算。これを2021年01月29日の終値と比較し、収益率はどのくらいになるか、を計算したものです。

しかし、この程度の調整でうろたえるのでしたら株式にお金を突っ込まない方が良いでしょう。短期的に見れば損をしていますが、中長期で見れば利益が出るかもしれませんから。

⇒参照・引用元:『朝鮮日報(日本語版)』「『1兆ウォンの損失』サムスン株買った韓国の個人投資家500万人、怒りの1日」

(吉田ハンチング@dcp)

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