2021年05月は、外国人投資家が韓国の証券市場から資金を大量に引き上げた月となりました。
2021年06月11日、『韓国銀行』が公表した「2021年5月以降、国際金融・為替市場の動向」によれば以下のようになっています。
2021年05月外国人投資家の資金「純流入出」
株式:-82.3億ドル(約-9,017億円)
債券:45.9億ドル(約5,029億円)
小計:-36.4億ドル(約-3,988円)
株式:-82.3億ドル(約-9,017億円)
債券:45.9億ドル(約5,029億円)
小計:-36.4億ドル(約-3,988円)
債券では「45.9億ドル」の買い越しですが、株式ではなんと「82.3億ドル」も売り越しました。
合計で約3,988億円の資金流出です。
何度もご紹介していますが、債券へと投入された資金は利子をつけて返済しなければなりません。株式の場合と異なり出資ではないのです。
2021年ここまでの累計では以下のようになっています。
2021年05月までの累計
株式:-154.7億ドル(約-1兆6,949億円)
債券:259.8億ドル(約2兆8,464億円)
小計:105.1億ドル(約1兆1,515億円)
株式:-154.7億ドル(約-1兆6,949億円)
債券:259.8億ドル(約2兆8,464億円)
小計:105.1億ドル(約1兆1,515億円)
外国人投資家はすでに韓国株式市場から約1.7兆円の資金を抜いており、債券市場では逆に約2.8兆円を突っ込んでいます。この約2.8兆円は利子を付けて返さないいけないお金です。
(吉田ハンチング@dcp)