韓国05月も貿易赤字「-41億ドル」でスタート! 累積赤字300億ドルに迫る

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2023年05月11日、韓国の関税庁から「2023年05月01~10日の輸出入現況」データが公表されました。以下をご覧ください。

2023年05月01~10日
輸出:144億8,500万ドル(-10.1%)
輸入:186億5,400万ドル(-5.7%)
貿易収支(輸出 – 輸入):-41億6,900万ドル

2023年01月01日~05月10日
輸出:2,154億1,700万ドル(-12.9%)
輸入:2,448億3,000万ドル(-5.1%)
貿易収支(輸出 – 輸入):-294億1,200万ドル

( )内は対前年同期比の増減

⇒参照・引用元:『韓国 関税庁』公式サイト「2023年05月01~10日の輸出入現況」

2023年05月も貿易赤字でスタートです。2023年01月からここまでの累積赤字は「294億1,200万ドル」となり、通関ベースとはいえ、またしても貿易収支は「-300億ドル」に迫っています。

いつもの例でいうと最後の10日間は黒字で、赤字幅が縮小となるのですが、05月もそうなるでしょうか。

現在までのところ、韓国の通関ベースの貿易収支の推移(2022年01月~05月10日)は以下のようになります。

05月も赤字で締まれば15カ月連続貿易赤字が確定します。

主要輸出品目の対前年同期比の増減を見ると、以下のようになります。

自動車:125.8%
自動車部品:7.8%
半導体:-29.4%
石油製品:-40.1%
精密機器:-10.1%

自動車が派手な数字となっていますが、これは2022年に自動車の輸出が減少したことの反動で、いわゆる「基底効果」というものです。

韓国にとって重要な半導体は相変わらず回復していません。

主要輸出相手国の対前年同期比の増減は以下です。

対アメリカ合衆国:8.9%
対EU:11.5%
対中国:-14.7%
対ベトナム:-14.7%
対日本:-4.5%

韓国にとって重要な中国への輸出はやはり減少しており、こちらも回復がありません。対前年割れが継続している状況です。

次の10日間でどこまで赤字が増加するか、あるいは黒字方向に回復するのか、見ものです。

(吉田ハンチング@dcp)

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