【まとめ】韓国政府がぶち上げた「西南圏第2半導体生産基地」計画

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最初にネタを割ってしまいますが、本記事は別記事で韓国政府のぶち上げた計画がいかに実現性がないのか――を述べるために作成しました。

破砕するためには、砕くターゲットが明確になっていないといけないからです。

韓国政府というのは「言ったもん勝ち」みたいなところがあって(というかソレばっか)、計画さえぶち上げれば達成したも同然――という態度を取ります。

これは歴代どの政権も同じで、恐らく唯一の例外は軍人として合理主義(および反共主義)が骨がらみになっていた朴正煕(パク・チョンヒ)さんぐらいです。

朝鮮半島は武人が政権を担った時にまともになる――は田中明先生の慧眼を示す至言ですが、現在の李在明(イ・ジェミョン)政権はひどいものです。

文在寅よりもひどいのは、生来のウソつき前科四犯の李在明(イ・ジェミョン)さんらしく、支持率アップのためなら平気で口からでまかせを飛ばすことです。

先にご紹介した湖南地方に半導体ファブを新設する――の件ですが、これをまとめる記事を出していませんでしたので、あらためてまとめておきます。

韓国「西南圏第2半導体生産基地」とは?

韓国政府がいう「湖南半導体クラスター(西南圏第2半導体生産基地)」とは、2026年06月29日に李在明(イ・ジェミョン)政権が発表した「3大メガプロジェクト」の中核事業です。

政府の説明を整理すると、以下のような計画です。

1.計画の目的
李在明(イ・ジェミョン)政府は、この計画を――

・首都圏への産業集中を緩和する
・湖南(光州・全羅南道)を新たな先端産業拠点に育成する
・AI時代に対応する半導体生産能力を大幅に拡大する

――ための国家プロジェクトと位置付けています。

従来の韓国半導体産業は、京畿道(龍仁・平沢)・忠清圏(後工程・素材)への集中が進んでいましたが、湖南地方を「第2の半導体生産基地」とするというのが今回の構想です。

2.投資規模
政府が示した数字は非常に大きく、

・総投資額:約800~900兆ウォン規模
数年間にわたる官民共同プロジェクト

とされています。政府発表では、

『SKハイニックス』:約470兆ウォン
『サムスン電子』:約425兆ウォン
『Amkor Technology』:約1兆ウォン

といった投資計画が紹介されています。

3.建設予定の施設
政府説明では、湖南には単なる工場ではなく、半導体産業全体を一つの地域に集積することを目標としています。

主な内容は、

・メモリーファブ(前工程工場)4基
・AIデータセンター
・国家AIコンピューティングセンター
・先端パッケージング工場
・設計(ファブレス)
・製造
・後工程
・AI実証施設

――を一つの地域に集積する巨大クラスターです。設計 ⇒ 製造 ⇒ 後工程 ⇒ AI利用を一気通貫で完結させる「半導体エコシステム」を造るというのがかノック政府の説明です。

4.インフラ整備
韓国政府は、この計画のために

・電力
・工業用水
・道路
・鉄道
・産業団地

などのインフラ整備を国家が支援するとしています(ただしあくまでも支援であって全部出すなんて一言もいっていない)。

政府説明では、羅州湖・栄山江などから工業用水を供給する案を示しています。

5.候補地
現時点では正式決定ではありませんが、政府が企業側へ提示した候補地として報じられているのは、

・光州先端3地区
・光州未来車国家産業団地
・ビッググリーン国家産業団地
・羅州エネルギー国家産業団地
・霊岩・海南ソラシド
・光州軍空港跡地
・務安国家産業団地候補地

――などです。

6.なぜ湖南なのか
政府・産業通商資源部は、首都圏では土地価格が高い・用地確保が難しい・インフラ容量にも限界があるため、地方が現実的な代替地になると説明しています。

もちろんこんな説明は建前であって、左派・進歩系のテッパン地盤である光州地域にお金を落として支持率を上げるために他なりません。

「産業化の過程で相対的に疎外されてきた湖南地方の新たな成長基盤を築く国家プロジェクト」という言い訳も披露しています。

7.政府が強調している特徴
政府説明を要約すると、

・AI時代に対応した国家戦略
・半導体生産能力の飛躍的拡大
・湖南経済の活性化
・地域均衡発展
・世界最大級の半導体集積地の形成

という点が繰り返し強調されています。

重要なのは、現時点では「構想」として発表された部分が多く、具体性が不足していることです。

例えば、

最終的な立地
各企業の正式な投資決定時期
工場建設スケジュール
電力供給能力
用水供給能力
インフラ整備の財源
半導体市況が悪化した場合の対応

などは、まだ詳細が確定・公表されていません。すっかり決まったように報道されていますが、その実中身は非常にふわふわした話なのです。

(吉田ハンチング@dcp)

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