金利が史上最低になっているため、また韓国経済が危ないためでしょうか、韓国では外貨預金を行う人が増加しています。
2020年08月24日、『韓国銀行』が「2020年7月 居住者外貨預金の動向」という資料を公表しました。これは韓国に住んでいる人が、ドルや円といった外貨の預金をどのくらい保有しているのかを調べたものです。
このデータでは外貨預金の推移は以下のようになっています(表組は横にスクロールできます)。
「韓国居住者の通貨別『外貨預金残高』」
2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年6月 | 2020年7月 | |
ドル | 496.6 | 707.9 | 633.0 | 687.8 | 734.6 | 762.2 |
円 | 36.3 | 57.9 | 43.5 | 44.5 | 45.2 | 44.4 |
ユーロ | 29.6 | 34.5 | 34.6 | 32.9 | 36.1 | 36.1 |
人民元 | 13.5 | 11.2 | 14.1 | 14.2 | 14.4 | 16.2 |
その他 | 13.1 | 18.8 | 19.4 | 15.0 | 15.0 | 15.1 |
合計 | 589.1 | 830.3 | 744.6 | 794.4 | 845.3 | 874.0 |
※単位:億ドル
⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「2020年7月 居住者外貨預金の動向」
2020年06月から07月にかけて外貨預金は合計「28.7億ドル」も増えています。
通貨の種類で見ると、当然ながらアメリカ合衆国の「ドル」が圧倒的ですが(87.2%)、第2位は「日本円」です。
口では「NoJapan」なんて言ってますけどれども、このような経済的に困難な状況になってくると、ウォンのようなローカルカレンシーで持っているよりもハードカレンシーの「日本円」の方が数段良いということでしょう。
(吉田ハンチング@dcp)