仮想通貨ビットコインの価格は相変わらず乱高下していますが、その仕組みを支える「ブロックチェーン技術」については非常に高く評価されており、「うちの業界とは親和性が高い」といった意見が各業界から出ています。
P2P自体は「ファイル交換」でも一世を風靡した、いわばクラシックなテクノロジーですが、「台帳管理」に使うことに着目した点に卓越したセンスを感じさせます。
「ブロックチェーン」という言葉自体が、何か未来を感じさせるものになっているらしく、アメリカの「Long Island Iced Tea Corp.(ロング・アイランド・アイス・ティー株式会社)」が「Long Blockchain Corp.(ロング・ブロックチェーン株式会社)」に名称を変更する、と発表したとたん、以下のように株価が2.83倍になりました。
その後すぐに落ちましたが、12月29日の段階でも「5.10ドル」と元の株価の約2.1倍を維持しています。この会社はその社名どおり飲料メーカーで、仮想通貨にもブロックチェーン技術にも何にも関係ありません(笑)。「これから仮想通貨に関与できたらいいなぁ、と考えている」のだそうです。
「IT」「ネットワーク」「@」「Cyber」などが付けばどんな会社の株価でも上がる、みたいなトレンドが昔あったことを思いださせる話ですね。
⇒会社のブランドを新しくすることを告げるリリース:『Long Island Iced Tea Corp.』「Long Island Iced Tea Corp.to Rebrand as “Long Blockchain Corp.”」
https://investors.longislandicedtea.com/sites/default/files/Long%20Island%20Iced%20Tea%20Corp.%20to%20Rebrand%20as%20%E2%80%9CLong%20Blockchain%20Corp.%E2%80%9D.pdf
(柏ケミカル@dcp)