2022年01月22日11:33時点で『CoinDesk』によれば、暗号資産の価格は以下のように急落しています。
暗号資産の場合にはボラティリティーが高すぎて基準も何もあったものではないのですが、一応「暴落」と呼んでいいレベルの下落ではないでしょうか。
ビットコインのチャートを『Investing.com』で確認してみると以下のようになります(2022年01月22日14:40現在)。
ローソク足1本が1週間の値動きを示す「週足」にすると以下のようになります。
2022年01月第3週目は大きく下落しました。週足のチャートでは2021年07月12・19日の週まで下げることも覚悟しなければならないプライスアクションのように見えます。また、この支持線が持つかどうかが見物です。
Money1でも何度もご紹介しているとおり、韓国では2020年の株ブームと共に暗号資産に資金を投じる人が急増しました。お金じゃぶじゃぶ状況のためです。しかし、急落によって資産を急減させる人が増加しています。
先にご紹介した「3億飛ばした人」も氷山の一角と見るべきです。
そもそも韓国の金融当局は「暗号資産は危険」と言い続けてきました。資産を飛ばす投資家に対しても救済措置を行うような姿勢はいっさい見せておりません。
韓国メディア『ソウル経済』は「仮想通貨一斉暴落…1,400兆ウォン蒸発」と最高値からの下落を強調したタイトルの記事が出ています。『newstomato』では「今年のビットコインの価格変動の変数は、アメリカ合衆国の規制措置の有無によって変わると予想されています。連銀がインフレ対応をどうするかを注意深く見守らなければならないようです」と注意喚起の記事を出しています。
日本でも暗号資産に投資している方はいらしゃるでしょう。しかし、ノーベル賞受賞の経済学者・クルーグマン先生がおっしゃるとおり暗号資産には語るべきファンダメンタルズはありません。
信じる人に支えられているに過ぎない点にご注意ください。信じる人が多ければその暗号資産の価値は持つのですが、信じる人が少なくなったらおしまいです。このような点を指して、クルーグマン先生は「カルトだ」と指摘していらっしゃいます。
(吉田ハンチング@dcp)