韓国は文在寅大統領になってから急激に政府債務(政府の借金です)が拡大しています。もともとその傾向があったのですが、今回の世界的な騒動で拍車がかかりました。先にご紹介しましたが「ロールオーバー(借り換え)できなくなった時点でドボン」への道を真っ直ぐに進んでいます。
政府債務の予測が出ているのですが、これが甘い見通しのもとに成り立っています。とういのは、韓国の「企画財政部」によるシミュレーションの前提が以下のようなものなのです。
GDP成長率
2020年:0.6%
2020-2024年:4.0%
2020年をプラスに持っていくのさえ容易ではないというのに「2022-2024年をずっと4%で通す」という前提です。識者でなくとも「大丈夫なかの」と考えてしまうのではないでしょうか。
で、「政府債務の額」と「赤字国債の発行額」、「対GDP債務比率」の推移予測は以下のようになります。
なんと2024年には政府債務は「1,327兆ウォン」となり対GDP比率は「58.3%」に達します。
先にご紹介したとおり、格付け低下を恐れる韓国では「対GDP負債比率46%未満」※を守りたいところでしょうが、そんな数字では済まないことがグラフからも分かります。
上記のとおりシミュレーションの前提が甘くてこの結果なのですから、現実はさらに厳しいものになることが十分にあり得ます。
韓国メディア『毎日経済』では以下のように述べています。
(前略)
これさえ政府の「希望」である。
(後略)⇒参照・引用元:『毎日経済』「2022年国の借金1070兆ウォン…国家信用格付け下がる警告音が大きくなる」(原文・韓国語/筆者(バカ)意訳)
※世界的格付け会社『フィッチ』が韓国政府との協議で「対GDP国家負債比率が2023年に46%まで増加する場合には格付けは低下する(可能性がある)」としています
(柏ケミカル@dcp)