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10月は韓中「通貨スワップ」の延長問題です!

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当月は、韓国中国の「通貨スワップ」(一応韓国側の表記に合わせ「 」でくくります)の延長問題が取りざたされるはずです。

前回の延長の時も「すったもんだ」がありました

そんなものはもうない」「前回延長されなかった」という識者もいらっしゃるので、一層見物なのですが、韓国は一応「中国とは今も締結している」という立場ですので、韓国側からはこれについて情報が出ないとおかしいのです。

韓国と中国は2008年に「通貨スワップ」を締結しました。2011年には規模を拡大して継続し、前回の期限が2017年10月10日でした。お金の融通上限は「3,600億元・64兆ウォン」です。

当時は韓国は中国と「ミサイル防衛のためのTHAADを設置する・しない」でもめており、これに関して中国が態度を硬化。最後まで「通貨スワップ」が延長されるかどうか、また期限が過ぎても情報が出ず、いったいどうなったのかとウォッチャーをやきもきさせました。

結局、10月13日になって『韓国銀行』から「3年間の契約延長を行うことで中国と合意し、『中国人民銀行』と契約した」旨の発表がありました(以下の『産経ニュース』の記事を参照)。

⇒参照:『産経ニュース』「中韓通貨スワップ、協定を3年延長 中国側が貸しを作ったかたち」

中国は「音無し」の構えを貫く

ところが、中国は音無しの構えを貫いており「本当に延長されたのか」はいまだにはっきりしないのです。

で、2017年10月に3年間の延長を行ったのであれば、当月が再延長交渉となるはずです。

Money1では2020年08月22日に、韓国メディア『毎日経済』の「洪楠基『輸出改善されると、プラス成長が可能…第3四半期はとても重要』」という記事に登場する、洪楠基(ホン・ナムギ)副首相兼企画財政部長官が「韓中通貨スワップ」に触れた発言をご紹介しました。

ちなみに発言は以下のようなものでした。

洪副首相は、国内の外国為替市場は比較的安定した姿を見られると評価し、「『韓中通貨スワップ』は、10月01日に満期となるが、『韓国銀行』がこれについて優先協議し、韓中間の協力関係が維持されるのが、互いにウィンウィン(win-win)だとして協議が行われると思う」と語った。

⇒参照・引用元:『毎日経済』「洪楠基『輸出改善されると、プラス成長が可能…第3四半期はとても重要』」(原文・韓国語/筆者(バカ)意訳)

赤アンダーライン、強調文字は筆者による

さらにちなみに、洪副首相の発言の「10月01日」は「10月10日」の間違いだと思われます。

なにせ「10月01日」はもう過ぎてしまいましたので。

本当に2017年に「韓中通貨スワップ」は延長されていたのか、それとも本当はあの時点で終わっていたのか、もうすぐ結果が分かるかもしれません。楽しみにいたしましょう。

韓国政府、『韓国銀行』がこのまま知らないフリをしなければ……ですが。

(柏ケミカル@dcp)

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