インドでガス漏れ死亡事故を起こした韓国企業『LG化学』ですが、『現代自動車』の電気自動車『コナ・エレクトリック』で発生する火事の原因とされながらも(同社はこれを否定/韓国国土部のリリースを非難しています)、最近はバッテリー事業が絶好調。
バッテリー事業を切り離し別会社にすることにしました。
2020年10月30日、臨時株主総会が開催され、バッテリー事業切り離し・別会社化についてが議題となりました。この件を報じた『亜州経済(韓国版)』によれば、
『LG化学』の株式保有率
特殊関係関係人:34.17%
国民年金:10.20%
その他(外国人と国内機関・個人):54.33%
特殊関係関係人:34.17%
国民年金:10.20%
その他(外国人と国内機関・個人):54.33%
⇒参照・引用元:『亜州経済(韓国版)』「LG化学のバッテリー事業分割確定…12月に『LGエネルギーソリューション』発足(総合)」
このうち、大株主の国民年金がこの分割に反対しているという話だったのですが、ふたを開けてみれば、
株主総会参加率:77.5%
分割に賛成:82.3%
分割に賛成:82.3%
という賛成多数で見事「分割案は可決」。
『LG化学』のバッテリー事業部門は、2020年12月01日をもって『LGエネルギーソリューション』(まだ仮称)という新しい法人としてスタートします。
『LGエネルギーソリューション』
『LG化学』の100%子会社
資本金:1,000億ウォン
『LG化学』の100%子会社
資本金:1,000億ウォン
うーん、燃える展開ですね!
これでバッテリーに何か不具合が起きても全て別法人に責任を負わせられる、本体は安心――というのはもちろん下衆の勘繰りです。
もっとも、バッテリー事業の拡大に資金が必要で、この新設会社でIPOをかけてそのためのお金を手に入れようという思惑もあるでしょう。ずっこけないことを祈念いたします。
(吉田ハンチング@dcp)