韓国メディア『朝鮮日報』に日本をそねむような記事が出ました。面白いのでご紹介いたします。
なんの話かというと、2020年11月15日、日本、中国、ASEAN(東南アジア諸国連合)10カ国、オーストラリア、ニュージーランドなど15カ国が締結したRCEP(Regional Comprehensive Economic Partnershipの略:東アジア地域包括的経済連携)での「中国の対応」についてです。
実は、今回の協定では中国は日本に対し、
中・大型乗用車(排気量2,500~4,000cc)について
現在25%課している関税 ⇒ 発効すぐ15%に下げる
現在25%課している関税 ⇒ 発効すぐ15%に下げる
としました。これが韓国にとっては「日本だけ優遇された」と見えて悔しいようです。韓国には特にこのような措置はないからです。
この点を報じた韓国メディア『朝鮮日報』の記事では以下のようになっています。
(前略)
中国での競争が最も激しい中大型級市場を日本に大きく開いたものである。ただでさえ、中国での販売量が底を打っている『現代自動車』の立場はより狭くなり、日増しに中国で人気が上がる日本車に翼を付けた形になった。
(後略)
悔しい気持ちは分からないでもないですが、関税撤廃ではなく「15%に下げる」です。
確かに韓国自動車が日本自動車より価格戦闘力が劣ることになるのは確かですが、そもそもすでに中国でのシェアが下落していますので、日本自動車の優遇をそねむよりも、中国自動車にどうやって勝つかを考えた方がいいのではないでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)