まず冒頭で「本当ですか?」と疑義を呈させていただきます。
2022年01月25日、韓国の企画財政部は「’21.4/4四半期および年間実質GDP速報値の特徴と評価」を公表。
以下がプレスリリースです。
2021年第4四半期の経済成長率(実質GDP)は「+1.1%」、2021年度年間では「+4.0%」。
これで公式には(暫定値ながら)政府予測の「年間4.0%」を達成したことになりました。
しかし……と思わざるを得ません。この数字は本当でしょうか。
上掲のような推移になったというのです。2021年は、
第1四半期:1.7%増
第2四半期:0.8%増
第3四半期:0.3%増
第2四半期:0.8%増
第3四半期:0.3%増
半値、半値で落ちてきたのに、第4四半期で急に「1.1%増」に急上昇しています。
ご注目いただきたいのは、以下の項目別のデータです。
比重46.4を占める「民間消費」が1.7%成長したことになっています。
プレスリリースでは「10~11月防疫措置緩和、共生支援金など政策効果に支えられてサービス・準耐久財中心に反騰」と書いています。「10~11月」と正直に書いているところはいいですが(11月終わりにウイズコロナが失敗して12月は大惨事になったため)、第4四半期に本当にこれほどの回復があったでしょうか。
政府の公式発表を疑うのはよくないかもしれませんが、政府予測ぴったりの「4.0%」達成というのも……。
まさか昨日の企画財政部幹部会議は「エンピツをなめる」ために招集したのではありませんよね?
(吉田ハンチング@dcp)