世にもあほらしい事件が韓国で起こりました。
韓国の飲料メーカー大手『南陽乳業』が、自社製品「ブルガリス」(飲むヨーグルト)がコロナウイルスを抑制する効果があると研究を公表したのですが、それが誇大広告として問題視され、
株価操作の疑いが持たれる
となりました。
ナニをやってるんだという話ですが、そもそもの研究というのがコロナウイルスの培地に「ブルガリス」をかけたらウイルスが「77.78%死滅した」という、バカさ加減極まりないものだった――とのこと。また、インフルエンザウイルスの培地でもやってみたようで、こちらは「99.999%死滅した」そうです。
もちろん、まだ動物実験も人体による検証も行われていません。
しかし、この話を信じた消費者も多かったようで、スーパーなどで「ブルガリス」が品薄になるほどの売れ行きとなりました。
このようなバカさ爆発による誇大広告が許されるわけもなく、公正取引委員会が告発するという事態となりました。おまけで株価操作の疑惑まで出てきました。
以下のチャートをご覧ください。
まさに「なんだこりゃ」というチャートですが、まさに大暴落もいいところです(チャートは『Investing.com』より引用/日足:以下同)。
ついでにもっと時間軸を引いたチャートもご覧ください(月足)。
『南陽乳業』は2003年に上場し、最高値は「116万5,000ウォン」もあったのですが、直近終値は「32万6,500ウォン」に過ぎません。なんと「72.0%下落」しています。
これは、『南陽乳業』が非常によろしくないことをしていたことが次々発覚したからです。
・女性職員への嫌がらせの待遇
・誇大広告
・ライバル企業への訴訟
株価操作の疑いも出ているのですが、このような過去のある企業なので、韓国内でもさもありなんと思われているのです。韓国取引所はすでに調査する意向を示しています。
(吉田ハンチング@dcp)