韓国『ポスコ』浦項製鉄所「今度は火事」

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2023年12月23日07:10頃、韓国鉄鋼最大手『POSCO(ポスコ)』の浦項製鉄所で大規模な火災が発生しました。

↑本火災を報じるYouTube『聯合ニュース』チャンネル「포항제철소 화재…2시간 만에 진화 “큰불 난 줄” / 연합뉴스」

第2高炉周辺から出火したものと見られ、火災によって製鉄所施設の多くが一時的に停電しました。慶尚北道消防本部は消防車33台を投入、火災発生2時間後、09時頃にほぼ鎮火しました。幸い人命被害はありませんでした。

浦項製鉄所は、2022年09月に台風被害で工場施設の多くが浸水したことがありますが、今度は火事です。

台風で韓国『ポスコ』が全面操業停止!造船・自動車がピンチ
2022年09月06日、朝鮮半島南部に台風11号が上陸。韓国に甚大な被害を与えました。韓国を代表する鉄鋼メーカー『POSCO(ポスコ)』の浦項製鉄所で火災が発生しました。工場施設の多くが浸水、変電設備も被害を受けたので電気も来ない状況となり...

このとき上陸して被害を与えたのは台風11号。歴代級の台風が来ると予測されていたのに、『ポスコ』の崔正友(チェ・ジョンウ)会長はゴルフ旅行に出かけており、後でこれが発覚、非難されました(以下の先記事を参照)。

高炉全基止まった韓国『ポスコ』。歴代級台風が北上中に会長はゴルフ旅行でした
韓国でこういうことが発覚するととことん追及されます――という話です。2022年09月06日、朝鮮半島南部に台風11号が上陸し、韓国に甚大な被害をもたらしました。事業に支障を来す企業が続出し、中でも韓国を代表する鉄鋼メーカー『POSCO(ポス...

会長は別にどうなってもいいのですが、今回の火事が鉄工所の操業にどのような影響を与えたのかが懸念されます。『ポスコ』の製造する鋼板は、『現代自動車』や『ハンファオーシャン』など重要な輸出品製造会社で利用されており、製鉄所からの供給が止まると困るのです。

さっそく23日午後には、産業通商資源部長官はソウル庁舎から浦項製鉄所とオンライン会議を行い、「今回の事故の原因を把握し、再発防止対策を設けなければならない」「早急な復旧と生産影響を最小限にすることを望む」としました。

浦項製鉄所は日本の資金、日本の技術でできたものです。ショボい運営で台無しにするのは勘弁していただきたいものです。

(吉田ハンチング@dcp)

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