韓国で尹錫悦（ユン・ソギョル）大統領の支持率が急上昇しています。
最大野党『共に民主党』はその調査結果に激怒して、調査機関を告訴してやる――などと言論封殺を推進しています。
進歩系の頭の中というのは国を問わず同じで、自分の理想に背いた「事実」が出てくると、事実の方を捻じ曲げるのです。
左派・進歩系アンポンタンがいかに否定しようとも――各メディアが独自に調査している世論アンケートの結果は、どこも尹錫悦（ユン・ソギョル）大統領の支持率が急上昇しています。
恐らく真っ先に「尹錫悦（ユン・ソギョル）大統領の支持率が40％に達した」としたのは、『アジアトゥデイ』でしたが、2025年01月14日、例えば『毎日経済』は「支持率が46％に達した」という記事を出しています（以下が同記事の紙面）。
↑『毎日経済』「ユン大統領の支持も46.6％…弾劾以後最高値また更新」Googleの自動翻訳なので日本語がヘンなところがありますがご寛恕ください／スクリーンショット
同記事のアンケート調査結果では以下のようになっています。
尹錫悦（ユン・ソギョル）大統領を……
●支持する：46.6％
⇒非常に支持する：33.5％
⇒ある程度支持する：13.1％●支持しない：52.2％
⇒非常に支持しない：45.6％
⇒あまり支持しない：6.6％●分からない：1.2％
※調査期間：2025年1月12日～13日
調査対象：全国に住む18歳以上の男女
回答者数：1,000名
回答率：4.6％
信頼水準：95％、誤差±3.1％
調査機関：韓国の調査会社「韓国リサーチ」
調査方法：RDD（無作為電話番号生成）を活用した自動音声調査
尹錫悦（ユン・ソギョル）大統領を指示するは「非常に支持する：33.5％」と「ある程度支持する：13.1％」の合計で「46.6％」です。
『毎日経済』の記事でも尹錫悦（ユン・ソギョル）大統領への支持率は急上昇しています。ただし「支持しない」が計52.2％あることは見逃せないでしょう。
面白いのは、この記事にある読者からのコメント欄。例えば以下のような投稿です。
5千年の歴史上最悪の売国・利敵カルテルである「共に民主党」＋中国共産党＋北朝鮮＋西南部の連中と共に、共に民主党が大統領を内乱罪で弾劾したが、内乱罪ではないとして憲法裁判所で公式に取り下げた。
その上、高位公職者犯罪捜査処（高捜処）には内乱捜査権がないし、ましてや内乱罪が取り消されたにもかかわらず、高捜処の連中、裁判所の連中、警察の連中は、共に民主党とイ・ジェミョンに買収された内乱勢力＋売国奴どもだ。
すぐさまCIAと日本大使館に通報し、逮捕して死刑にすべきだ！
5千年の歴史上最悪の売国・利敵カルテルである「共に民主党」＋中国共産党＋北朝鮮＋西南部の連中――というのは面白い表現です。しかし、朝鮮半島の歴史というのは、そういった外国と結んだ「利敵カルテル」が政争の種となってきました。
いつも同じです。その意味では、今、南朝鮮で起こっていることは別に目新しいことではありません。
もし田中明先生が生きていらっしゃったら「いつものことだよ」とおっしゃったかもしれません。
田中明先生のような朝鮮の歴史と文化を知悉した賢者のアドバイスを聞けなくなってしまったのは、日本人にとって大変に不幸なことです。「時間を超えた透徹した視点を持ち、的確な視座を示してくれる」代わりのきかない方を失ってしまいました。
――それはともかく、この投稿でさらに面白いのは、最後の「すぐさまCIAと日本大使館に通報し、逮捕して死刑にすべきだ！」です。
CIAはともかく、なぜ日本大使館が登場するのか――が日本人にとってはよく分かりません。日本は朝鮮人を逮捕して死刑にしたりはしませんが、そのような役割を果たしてくれるもの――と思われていることは確かです。
朝鮮半島に対して的確な目を持つ朴斗鎮（パク・トゥジン）先生は「（尹錫悦（ユン・ソギョル）大統領が逮捕されそうという現在の韓国の状況は）アメリカ合衆国などの外圧がなければ変えられないと思いますよ」と述べていらっしゃいます。
この朴先生の指摘は、まさに歴史的視座からのものでもあります。
（吉田ハンチング＠ｄｃｐ）
