定点観測です。2025年01月21日、韓国の関税庁が「2025年01月01～20日の輸出入状況」のデータを公開しました。
以下をご覧ください。
2025年01月01～20日
輸出：316億1,500万ドル（-5.1％）
輸入：353億8,000万ドル（-1.7％）
貿易収支（輸出 – 輸入）：-37億6,500万ドル※（ ）内は対前年同期比の増減
⇒参照・引用元：『韓国 関税庁』公式サイト「2025年01月01～20日の輸出入状況」
2025年01月の月央時点で、貿易収支は「約37.7億ドルの赤字」となりました。
大きめの赤字額ですが、韓国の貿易はいつも最後の10日間で黒字にひっくり返すというのが常なので、恐らくですが01月は薄い貿易黒字になると思われます。
主力輸出品目の金額における構成比は以下のようになります。
注目の半導体は、輸出金額「63億ドル」で全輸出金額に占める割合は「20％」。
面白いのは前年同期と比較した増減（％）で、以下のようになります。
| 2024年01月 | 2025年01月 | 対前年同期増減 | |
| 半導体 | 63億ドル | 53億ドル | +18.9％ |
| 自動車 | 32億ドル | 35億ドル | -8.6％ |
| 鉄鋼製品 | 24億ドル | 25億ドル | -4.0％ |
| 石油製品 | 20億ドル | 29億ドル | -31.0％ |
| 船舶 | 16億ドル | 19億ドル | -15.8％ |
| その他 | 161億ドル | 173億ドル | -6.9％ |
| 合計 | 316億ドル | 333億ドル | -5.1％ |
上掲のとおり、半導体以外の主力輸出品目の輸出額は縮小しています。
01月がどのように締まるのかはまだ分かりませんが、2025年はかなり苦しい船出になりそうです。
（吉田ハンチング＠ｄｃｐ）
