韓国・慶尚南道 2位の建設会社が飛びました。「建設会社がバタバタ倒れる」という観測

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2025年01月17日、韓国の『テジョ建設』が法定管理を申請。飛びました。


↑『テジョ建設』のHPは「サイトをリニューアル中です」と表示されます。

同社は慶尚南道地域で第2位の大手建設会社です。韓国全体では、施工能力評価順位103位。まあ中堅といったところですが、経営難を乗り越えられず、法定管理の申請を選択せざるを得ませんでした。

Money1でもご紹介したとおり、2024年03月には韓国第16位の施工能力があるとされた『泰栄テヨン建設』が事実上破綻し、ワークアウト(企業財務改善作業)を申請しました。

その後も金融監督委員会、金融監督院が主導して建設会社業界の経営回復を主導してきたのですが、それで景気が良くなったわけではなく、今も景気はどん底です。

そのため、ここまで耐えてきたものの、「もうアカン」とキャッシュフローが回らなくなった会社から倒れています。

『テジョ建設』に先立つ2025年01月06日、『新東亜建設』が破綻して回生手続きの申請を行いました、この『新東亜建設』は施工能力で58位の企業でした。

実は『新東亜建設』は以前にも経営が傾いてワークアウトを申請したことがあり、2019年にワークアウトを卒業したのですが、5年しかもちませんでした。

た。

建設会社がバタバタいくかも……という観測でています。『韓国経済』の記事から一部を以下に引くとこんな具合です

(前略)

慶尚南道第2位の建設会社の法定管理申請決定により、業界では中堅建設会社の連鎖的な経営破綻を懸念する声が高まっている。

2023年以降、大宇産業開発(75位)、大宇造船海洋建設(83位)、大昌企業(109位)、新日(113位)など、100位圏内外の建設会社が建設業界の不況を乗り越えられず、次々と法定管理を申請しました。

多くの建設会社は、最近3年間続いた工事費の上昇と高金利により経営状態が悪化し、資金の支払いが困難な状況だ。

最近、『新東亜建設』を皮切りに、今年の法定管理申請が大幅に増加する可能性が指摘されている。

ある地方の中堅建設会社の関係者は、

最近の工事費高騰により、現場ごとに資金の支払いが遅れたり、収益が悪化したところがほとんどだ。むしろ法定管理を申請する方が良いという声さえ出ているほどだ

と述べた。
(後略)

⇒参照・引用元:『韓国経済』「『慶南2位』の建設会社も崩れた…」

不景気から全然抜け出せないので、ついに不動産会社がバタバタ倒れるときが来たのではないか?――という見立てなのです。

(吉田ハンチング@dcp)

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