韓国ついにマイナス成長に転落
韓国の2019年01月-03月の経済成長率は「-0.3%」とついにマイナスに転じました。これは輸出が前年同期比マイナス8%と大きく落ち込んだためです。
韓国経済は相も変わらず輸出依存型ですので、名目GDPの4割以上を輸出が占めます。輸出品目の落ち込みを大ざっぱに見てみますと、
・半導体輸出:17%減少
・自動車輸出:1%減少
・無線通信機器(スマホなど)輸出:32%減少
というように、これまで韓国経済を支えてきたものの落ち込みが目立ちます。特に輸出の2割を占めてきた半導体の輸出減少は大問題です。しかしファーウェイ、鴻海などのメーカーが躍進しているため、この先も半導体市場での韓国メーカーのシェア縮小は続くでしょう。また、スマホでもファーウェイ、シャオミなどの中国メーカーが韓国メーカーからシェアを奪っています。すでに中国市場では韓国メーカーのシェアはないも同然です。
このような経済状態が悪化する中、企業の設備投資も前期比10.8%減少しています。当然のことですが、設備投資の悪化は企業の将来の収益に大きく影響します。また、近くを見れば設備投資の減少は雇用の悪化を招きます。
サムソン電子、営業利益60.2%減少!
04月30日、サムソン電子が2019年01-03月期の決算を発表しましたが、営業利益は前年同期比で60.2%減の6兆2300億ウォンとなっています。半導体事業の営業利益が63.4%減、4兆1,200億ウォンですので、これがそのまま決算に影響しているのです。また、売上高自体が13.5%減少の52兆3,900億ウォンにとどまっていますので、全体的に見ても良い決算とはとてもいえません。
頭の悪い働き者の任期はまだたっぷり残っている
というわけで経済状態が大変によろしくない韓国ですが、文在寅大統領はなぜか自信満々です。04月29日には「韓国経済の基礎体力は強固であり、経済成長率も2四半期から徐々に回復して改善されるだろう」と述べています。
フォン・ゼークト流の分類によれば、南朝鮮の文在寅大統領は典型的な「頭の悪い働き者」に当てはまるでしょう。ゼークトによれば「頭の悪い働き者は銃殺」。なぜかといえば、まるで見当外れな判断をして組織を間違った方向に導き、破滅させるからです。
韓国の大統領の任期は「1期5年」。この頭の悪い働き者は2022年05月09日まで国家の首班を務めるのです。気が遠くなってきますね。
(柏ケミカル@dcp)