2020年11月25日、『韓国銀行』から興味深いデータが公表されました。韓国居住者(つまりほとんど韓国人)の海外でのカード使用金額(クレジットカード+デビットカード)です。
2020年第3四半期
韓国居住者の海外でのカード使用金額:21.7億ドル
対前年同期比:-54.8%
韓国居住者の海外でのカード使用金額:21.7億ドル
対前年同期比:-54.8%
以下のグラフをご覧ください(『韓国銀行』の公表資料から引用)。
⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「2020年第3四半期中の居住者のカード海外使用実績」
海外でのカードの使用金額がコロナ禍のためにガターンと減っているのがお分かりいただけるでしょう。この消費が減っている分、海外にお金が出ていかずに済んでいます。
例年ならこの分の赤字が経常収支の足を引っ張るのですが、2020年の韓国はコロナ禍によって海外旅行者が少なくなり、海外へ出て行くお金がその分減って――赤字が減少したともいえるのです。まさに吉凶は糾(あざな)える縄の如しです。
※デビットカードでは、カードで支払いを行うと同時に銀行口座からその分のお金が引き落とされる仕組みになっています
(吉田ハンチング@dcp)