もう何度でもいいますが、韓国経済が回復するには輸出が回復しなければいけません。
韓国メディアでは「09月に輸出が対前年比でプラスになった!」「輸出回復の兆しか」と喜んでいたのですが、10月の結果がほぼ確定し、残念ながら喜ぶのが早すぎたことが分かりました。
もっとも、Money1では11月01日の関税庁の速報値を引いて「10月の輸出金額は-3.6%」とご紹介していましたので、これを確認する結果でした。
2020年11月25日に『韓国銀行』が公表した「2020年10月の貿易指数と交易条件」によると以下のようになっています。
2020年10月
輸出量指数:117.21(対前年同期比:0.3%増加)
輸出金額指数:106.94(対前年同期比:3.5%減少)
輸出量指数:117.21(対前年同期比:0.3%増加)
輸出金額指数:106.94(対前年同期比:3.5%減少)
⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「2020年10月の貿易指数と交易条件」
この指数は「2015年=100」で表されます。2020年10月は、2019年10月と比較して、輸出量では「0.3%」増えたのに、輸出金額では「3.5%」減少したのです。金額の減少幅は、先の関税庁からの速報とほぼ一致します。
ですので、韓国メディアの「輸出回復の兆しか!」は残念ながら外れました。世界的な動勢もありますし、「もう少し落ち着きなはれ」です。
韓国で「輸出が復活」というが本当か? 昨年の10月水準ですよ
韓国の2020年09月の国際収支統計が暫定版ながら締まりましたので、最も大事な輸出入がどうなったのかをグラフにしてました。2020年09月の輸出・輸入金額輸出金額:498億4,850万ドル輸入金額:378億2,660万ドル「輸出 – 輸入」...
(吉田ハンチング@dcp)