世界的にいまだコロナ禍の中で、事態の収束にはまだ多くの時間がかかりそうです。韓国でもコロナの再拡散が懸念されており、経済はトンネルから出られてはいません。
というわけで、韓国政府が頑なに「2020年もプラス成長は可能だ」と言い張ってきた目標は崩れました。
2020年12月03日、洪楠基(ホン・ナムギ)副首相兼企画財政部長官は『聯合ニュース』TVに出演し、経済成長率について、
(前略)「マイナス成長が避けられない」とし
「マイナス1%前後の水準を記録するだろう」と予想した。
(後略)
と述べました。ついに陥落です。2020年の韓国の成長率はマイナスになることを認めました。
先にご紹介したとおり、政府は当初「経済成長率は0.2%」と表明し、洪長官は「第3四半期が非常に重要」「第3四半期に回復の兆しが見え、第4四半期にV字回復」という主旨の発言をしましたが――そうはなりませんでした。また、
(前略)
「上半期の困難を克服して、第3四半期に回復の流れだったのに、11月(コロナ19)の再拡散が本当に残念だ」
(後略)
と述べています。『韓国銀行』の見方がより現実的だったといえるでしょう。もちろん締まってみないとまだ分かりませんが。
(吉田ハンチング@dcp)