机の下でお互いの足を蹴り合うようなアメリカ中国の貿易会談が終わり、とりあえずはいったん休止みたいになって、会談も物別れでした。しかしトランプ大統領のほうは「対中貿易赤字を2,000億円削減しろ」という意向を撤回してはいません。
中国の習近平首席としては何かアメリカをなだめるための策を講じる必要があると考えたのでしょう、乗用車に課す関税を15%に引き下げる模様です(現行関税は25%)。また、自動車部品に対しする関税も6%に引き下げると見られています。
自動車メーカーにとっては追い風ですが、実は中国で売れている輸入自動車は、
1位:BMW
2位:メルセデス
3位:レクサス
4位:トヨタ
5位:ポルシェ
6位:ランドローバー
7位:リンカーン
8位:フォルクスワーゲン
9位:アウディ
10位:ミニ
※2017年のデータ
と圧倒的にドイツ車が強いのです。ですので実はアメリカの自動車メーカーにとってはあまり売り上げ増とはならない可能性が強いといえます。関税が実際に下がってしばらくたったら、「アメ車が売れてねーじゃねーか」とトランプ大統領がわめき出すかもしれませんね。
(高橋モータース@dcp)