韓国『LG電子』がもうからなくなったスマホ部門の売却を検討しているという報道が出ました。いや、もうからないどころか、同社のMC(モバイルコミュニケーション)部門は23四半期連続で赤字。2020年末時点で累積赤字は「約5兆ウォン」(約4,700億円)に達するといわれています。
2019年
売上高:5兆9,667億ウォン
営業利益:-1兆98億ウォン
売上高:5兆9,667億ウォン
営業利益:-1兆98億ウォン
2020年第3・4四半期
売上高:3兆8,321億ウォン
営業利益:-5,927億ウォン
という直近の結果にさすがに耐えきれなくなったようです。韓国メディアでは「『LG電子』の技術を必要とする中国企業に売却されるのでは?」などと書かれていますが、果たして『LG電子』のスマホ事業部に必要とされる技術などあるのでしょうか?
というのは、中国市場ではすでに韓国製スマホは駆逐されています。なぜなら中国企業の生産するスマホで十分ニーズを満たしているからです。iPhone以外は。
ですから事業を身売りといっても果たしてうまくいくでしょうか? 手を上げる企業があるかどうかが問題です。
(吉田ハンチング@dcp)