2020年新型コロナウイルス騒動は各国の観光・旅行業に甚大な被害を与えました。『韓国旅行業協会』(略称:KATA)の調査によって、韓国内の同業は壊滅状況になっていることが判明しています。
『KATA』は2021年02月04日「全国旅行会社実態全数調査」を公表しました(2020年上半期の結果調査です)。
これによると、2020年に廃業した旅行会社は202社とされていたのですが、事実上の廃業状態となっている会社を入れると「4,155社」にも上ります。
廃業申請完了:202社
申請がまだだが廃業状態:3,953社
小計:4,155社
申請がまだだが廃業状態:3,953社
小計:4,155社
ひどいのは売上です。以下の2019年との比較をご覧ください。
2019年 | 2020年上半期 | |
5千万ウォン未満 | 27.6% | 82.5% |
5千万~1億ウォン未満 | 16.9% | 4.9% |
1~5億ウォン未満 | 33.8% | 8.6% |
5~20億ウォン未満 | 15.1% | 2.9% |
20億ウォン以上 | 6.6% | 1.0% |
2019年には「1~5億ウォン未満」が「33.8%」で最多だったのですが、2020年上半期には「5,000万ウォン(約470万円)未満」が「82.5%」となりました。
売上「約470万円」ですから、これではやっていけるわけがありません。
4,155社ですから、総数1万7,664社の韓国旅行業者の「約23.5%」が失われたことになります。
ちなみに、『KATA』は2021年02月09日に「コロナ19により加盟実績集計が正常に行われず」として、統計データの提供を中断する通知を出しています。
⇒参照・引用元:『KATA』公式サイト
(吉田ハンチング@dcp)