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韓国国土交通部が火事の原因を「LGのせい」と断定文書を出す!

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2021年02月24日、韓国国土交通部は、韓国『現代自動車』の電気自動車で火事が起こる原因を『LGエネルギーソリューション』の電池バッテリーの製造不良にあると断定した説明文書を公表しました。

⇒参照・引用元:『韓国 国土交通部』公式サイト「[説明]現代、コナ(EV)など3車種26,699台自主欠陥是正(リコール)を追加実施」(以下同)(原文・韓国語/筆者(バカ)意訳)

『現代自動車』が03月29日から自主的なリコール作業、具体的には対象車全ての電池バッテリーを交換することも併せて通知しました。

対象となるのは、上掲の写真にある、

・コナ・エレクトリック:2万5,083台
・アイオニック:1,314台
・エレク・シティ(電気バス):302台
小計:2万6,699台

3車種、計2万6,699台です。

また、今回の文書では以下のように『LGエネルギーソリューション』に責任があるとはっきり書いています。

(前略)
『現代自動車』で製作、販売したコナ電気自動車(OS EV)など3車種は、『LGエネルギーソリューション』中国南京工場で初期生産(’17 .9〜’19 .7)された高電圧バッテリーの一部のセルの製造不良(陰極タブ折り畳み)による内部短絡、火災が発生する可能性が確認され、03月29日から、高電圧バッテリーシステム(BSA)の両方を交換する是正措置(リコール)に入る。
(後略)

以下はリリースにある事故調査の結果説明です。

<음극탭 접힘 및 리튬 부산물 석출, 확산(음극→양극) 확인>
<陰極タブ折り畳みおよびリチウム生成物析出、拡散(陰極→陽極)確認>

要は、製造不良で「陰極タブ」が折り畳まれて、そのため「リチウム生成物」(上掲ではLi 부산물と書いてあります)が析出し、マイナス側からプラス側へと拡散。これがショートを発生させて火事の原因になった可能性がある――というのです。

ただし、再現実験ではこの不良による火災を発生させることに成功してはいません。つまりまだ推測です。

しかし、バッテリーセル内部の熱暴走試験で発生した火災が大邱で発生したコナ・エレクトリックの火事映像と似ていること、また2021年01月23日に起こった火事でクルマを調査したところ、火災はバッテリーセルから発生しており、陽極のタブの一部が火災で焼失したことを確認しています。

というわけで、『現代自動車』電気自動車の火事が『LGエネルギーソリューション』のバッテリーセルによって起こったことを確認する文書が出ました。

もし『現代自動車』が『LGエネルギーソリューション』に損害賠償を請求したら莫大な金額になるでしょう。

(吉田ハンチング@dcp)

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