2021年03月18日にIPOを果たした韓国『SKバイオサイエンス』の株価が面白いことになってしまいましたのでご紹介します。以下をご覧ください。
7日連続で下落となり、ついにIPO初日の始値「13万ウォン」を割りました。公募に当たった投資家が2倍の値があるうちにとドンドン売ったのかもしれませんが、ひどい下げとなりました。
一応同社の名誉のために付言しますが、「韓国のAmazon」などと号する割にずっと大赤字という『Coupang(クーパン)』とは異なり、決算書、貸借対照表はきれいなものです(利益金額が大きくないのは気になるところにしても)。
『SKバイオサイエンス』第2期(2019年末)
総売上:1,839億ウォン
営業利益:228億ウォン
当期純利益:14億ウォン
総売上:1,839億ウォン
営業利益:228億ウォン
当期純利益:14億ウォン
負債比率:73.58%
借入金依存率:30.96%
ただし、2020年末の結果はまだ開示されておりません。さらに、2021年03月29日、『SKバイオサイエンス』がドル箱である「インフルエンザワクチン」の売上を放棄した――という報道が出ました。コロナワクインの方に経営資源を向けている、というのです。
『SKバイオサイエンス』の業績、また株価にご注目ください。
(吉田ハンチング@dcp)