韓国裁判所が「双竜自動車は法定管理を早期卒業」などと言い出す

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こういうのを妄言というべきではないでしょうか。

早期卒業ってナニ?

韓国『双竜自動車』がやっと法定管理に入ることになり、ソウル回生裁判所による債務整理などが始まる予定です。早ければ2021年04月08日から開始とのこと(ソウル市長選挙が終わってから!)。

誰も責任を持って『双竜自動車』を再生させようとしていませんので、「会社清算」に向けて動き出すしかありません。

ところが、韓国メディアに「裁判所が同社の『法定管理』早期卒業を目指している」という報道が出ています。

債務整理を行えば買収に手を上げる企業が3-4社あることが分かっている

⇒参照・引用元:『毎日経済』「법원, 쌍용차에 “회생 절차 돌입시 조기 졸업 검토” 구두 통보」

ので、さっさと処理してしまおうという意味だそうです。

「3-4社」という点は「本当に?」と大いに疑問ですし、この期に及んでもまだ「再生する方向がある」と報じているわけです。

そもそも「再生したい」と誰もいわない!

誠にあほらしい、堂々巡りの話です。

繰り返しますが、誰も『双竜自動車』の再生に手を上げていません。親会社のインド企業『マヒンドラ&マヒンドラ』、債権団主力の国策会社『産業銀行』、韓国政府もです。

債権団の過半数が賛成するプランを「実行する者」がいけなければ再生方向へは進みません。それが『HAAHオートモーティブ・ホールディングス』になるはずだったのが……逃げちゃったのです(逃げて当然です)。

そもそもが(十分な資金のある)誰かが手を上げて(よせばいいのに)『双竜自動車』をなんとかすると宣言し、それが債権団の過半数に認められない限り、破綻処理を行うしかないのです。利益を出せない会社で、お金がもうないのですから。

いかにも韓国らしい話かもしれませんが、ソウル回生裁判所と債権団がどのような結論を出すのかにご期待ください。

(吉田ハンチング@dcp)

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