韓国の文在寅政権は、クリーンエルギー政策を推進しており、(よせばいいのに)太陽光発電を現在の規模の3倍にし、仁川沖に世界最大規模の風力発電施設を造ろうとしています。
その太陽光発電なのですが、そもそもほとんどの施設で赤字ではないのかという指摘が韓国メディア『ソウル経済』から出ています。同紙は、韓国野党『国民の力』議員が『韓国水資源公社』の「再生事業の推進現況」という資料を入手して分析した結果、
『韓国水資源公社』33箇所の太陽光発電施設
投資金額の平均回収期間:15.46年
投資金額の平均回収期間:15.46年
と分かりました。
投資金額をリクープするのに約16年もかかるのです。また、風力発電施設については、
投資金額の平均回収期間:15.83年
とのこと。同じようにリクープするのにかかる時間は約16年です。
太陽光発電の場合、ファシリティーの保証期間は20年で、年々発電効率が下落することなどを考慮するととても黒字にはならないと予測できます。
韓国の場合、太陽光発電に投資する個人も多く「全然もうからない」というのは大問題です。投資して老後の収入にしようという人も多くいらっしゃるからです。
ともあれ、国のインフラにかかわる発電施設を赤字のものに置き換えようとするのは大変なリスクです。少なくとも文在寅大統領の任期中はこのまま進むしかありませんが、この後大きなツケを支払うことになるかもしれません。
(吉田ハンチング@dcp)