2021年05月28日、『韓国銀行』は「2021年第1四半期中の主要な機関投資家の外貨証券投資動向」というリポートを公表しました。
これによれば、2021年第1四半期(3月末基準)での、韓国の主要な機関投資家の海外外貨証券投資残高(時価ベース)は「3,631億ドル」(約39兆8,902億円)です。
この4四半期の推移を見ると以下のようになります。
2020年第2四半期:3,364億6,000万ドル(約36兆9,635億円)
2020年第3四半期:3,453億7,000万ドル(約37兆9,423億円)
2020年第4四半期:3,691億7,000万ドル(約40兆5,570億円)
2021年第1四半期:3,631億ドル(約39兆8,902億円)
2020年第3四半期:3,453億7,000万ドル(約37兆9,423億円)
2020年第4四半期:3,691億7,000万ドル(約40兆5,570億円)
2021年第1四半期:3,631億ドル(約39兆8,902億円)
このように四半期ぶりに対外投資は「約61億ドル」(約6,705億円)減少しました。
2020年の第2四半期から海外の証券投資を膨らませてきたのですが、ここにきてブレーキがかかったことになります。
商品種別で見ると以下のようになります。
株式:1,474億1,000万ドル
(対前期:55億7,000万ドル増加)
債券:1,765億1,000万ドル
(対前期:87億5,000万ドル減少)
コリアンペーパー※:391億500万ドル
(対前期:29億2,000万ドル減少)
(対前期:55億7,000万ドル増加)
債券:1,765億1,000万ドル
(対前期:87億5,000万ドル減少)
コリアンペーパー※:391億500万ドル
(対前期:29億2,000万ドル減少)
※コリアンペーパーは「韓国居住者が外国で発行する外貨建て証券」
株式の金額は増加していますが、債券とコリンペーパーは減少しました。
上掲のように韓国機関投資家の株式投資残高は拡大を続けています。韓国の株式投資ブームがよく分かるデータとなっています。
⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「2021年第1四半期中の主要な機関投資家の外貨証券投資動向」
(吉田ハンチング@dcp)