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韓国バッテリー企業の稼働率26%も低下! 韓国Top3の業績は良くない

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小ネタかもしれませんが、電気自動車の普及にブレーキがかかり、その影響を韓国車載用バッテリーメーカーが被っています。

韓国の三大バッテリーメーカーは、『サムスンSDI』『LGエネルギーソリューション』『SKオン』です。このうち、『LGエネルギーソリューション』、『SKオン』のバッテリー事業の稼働率が急下落したことが分かりました。

『LGエネルギーソリューション』の公表によると、国内外の事業場での稼働率は同じ第1四半期の比較で、

2023年:77.4% ⇒ 2024年:57.4%

となっています。稼働率が20%も下落しました。

『EV Lounge』の報道によれば「証券業界は、ポーランド工場の稼働率が大きく下落し、50%水準だと見ている」としています。欧州の電気自動車需要が低下し、その分車載用バッテリーも不要になったのです。

次に『SKオン』。『SKイノベーション』の公表によると、バッテリー事業平均稼働率は同じく第1四半期の比較で、

2023年:96.1% ⇒ 2024年:69.5%

となっています。『SKオン』では26.6%も下落しました。こちらも同様に、自動車メーカーが電気自動車が売れないのでバッテリーの発注を止めたためです。

『サムスンSDI』のデータがないのですが、世界的に電気自動車に対して「?」となっていますので(中国ですら電気自動車に対する購入意欲が減退しているというデータがあります)、影響を受けているでしょう。

電気自動車需要が弱ってきたので、生産をエネルギー貯蔵装置(ESS)に振り分ける――などの努力をしています。

そもそも韓国Top3メーカーの業績は以下のように芳しくありません。

2024年第1四半期の営業利益
『SKオン』:-3,315億ウォン
9四半期連続の赤字

『LGエネルギーソリューション』:1,573億ウォン
(合衆国政府から1,889億ウォンの税額控除を受けているので、それを除けば赤字

『サムスンSDI』:2,674億ウォン
(対前年同期比で-29%

電気自動車の需要が回復しないと困ったことになるでしょう。

(吉田ハンチング@dcp)

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