2021年07月07日、韓国『現代自動車』労働組合が組合総会を開催し、労使交渉について「73.8%」の賛成多数で「ストライキ実行」を可決しました。
『現代自動車』の労働組合は以下のような要求をしています。
基本給:9万9,000ウォン(約9,702円)引き上げ
成果給:30%上乗せ(要は1.3倍を要求)
定年延長
国内工場の雇用維持
etc
成果給:30%上乗せ(要は1.3倍を要求)
定年延長
国内工場の雇用維持
etc
一方、『韓国GM』も07月01~05日に労働争議について労働組合員の投票を行い、「76.5%」の賛成多数でストライキを可決しました。こちらもいつでもストライキを実行できる状況です。
『韓国GM』の労働組合は以下のような要求を掲げています。
基本給:9万9,000ウォン(約9,702円)の引き上げ
成果給・激励金:1,000万ウォン(約97万円)以上の一時金の支給
仁川富平1・第2工場、慶南昌原工場の発展計画の確約
(雇用調整の懸念の払拭)
etc
成果給・激励金:1,000万ウォン(約97万円)以上の一時金の支給
仁川富平1・第2工場、慶南昌原工場の発展計画の確約
(雇用調整の懸念の払拭)
etc
『ルノーサムスン』では労使の賃金交渉が2カ月あまり続いています。
韓国の自動車産業ではまた労使の戦いが激化してきています。
労使関係があまりに緩むのも問題ですが、しかし韓国自動車産業の場合には毎年のごとくストライキが発生し、そのたびに生産性が落ち、それが業績の足を引っ張る。そのためまた労使が緊張する。これでは負のスパイラルです。
労使関係がここまでもめると、外資系の場合には韓国から撤退するかもしれません。そうなったら元も子もないのですが。
(吉田ハンチング@dcp)