韓国「脱原発」の無理が露呈。石炭火力発電所57基がフル稼働な現実

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韓国ではこれまで「脱原発」を推進してきましたが、電力不足が明らかになってその無理さ加減が露呈しています。そのため、慌てて止めてきた原発を再稼働させることになりました。

ここまではMoney1でもご紹介したのですが、原発だけではなく、石炭火力発電所もフル稼働させていることが分かりました。

石炭火力発電所がフル回転!

韓国の電力取引所のデータによれば、2021年07月中には石炭火力発電所はその設備容量「35.3GW」の90%以上30GW」を毎日発電し続けたとなっています。

07月27日は電力需要が最大の91.4GWに達し、予備電力率が10%すれすれにまで追い込まれました。

このとき石炭火力発電所は、58基のうち57基がフル稼働して発電量を支えたのです。動かなかったのは設備工事が行われている三千浦6号機だけ。

今週から韓国でも夏休みが始まるため、電力需要はさらに大きくなって、政府予測は「94.4GW」となっています。やはり、原発、石炭火力発電所はフル回転することになるでしょう。

カーボンニュートラルの計画に無理がある!

問題は、「2050年までにカーボンニュートラルを達成する」とした文在寅政権のスローガンと無茶なロードマップです。

韓国政府は、文大統領の「脱原発スローガン」のため、原発をクリーンエネルギーの範疇に入れておりません。また、石炭火力発電所もCO2を多く発生させるとして、これも排していく予定です。

そのため、カーボンニュートラルを達成するための電力プラントは、原発・火力発電所抜き、ということになります。先にご紹介しましたが、なんと太陽光・風力発電の再生可能エネルギーによる発電量を全体の70%にするという計画なのです。

正直、「できないだろう」という現実性のない計画という他ありません。誰か止めないと、韓国は停電がしょちゅう起きる国になるかもしれないのです。

(吉田ハンチング@dcp)

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