2023年08月10日、中国共産党政府は、日本、アメリカ合衆国、韓国など78カ国に対する中国人団体旅行を許可すると公表しました。
メディアによっては「自由主義陣営国に対して中国が軟化した」などと報道していますが、とんでもない話です。
そもそもサル痘流行の兆しがある中国です。中国からの観光客を大量に受け入れるなど考えものです。コロナ流行の震源地が中国・武漢だったのをもう忘れたのでしょうか。パンデミックの情報を隠蔽するような国など信用すべきではありません。
また、自由主義陣営国への軟化などではありません。中国から観光客を出すので、そちらも中国への観光客を出せ――という見返り要求です。
実際、この措置の前には、中国外交部は韓国に対して「中国への観光客の流入が少ねえな」という文句をもらしています。「金をよこせ」という露骨な要求です。
さすがの韓国も、自国民が拘束・監禁されるような中国への旅行を推進してはいません。
その一方で韓国は、中国からの観光客が増えることは切望しています。お金を落としてほしいからです。
韓国メディア『NEWSIS』が、月次の中国からの観光客数の推移をグラフにまとめていますので、以下に引きます。
⇒参照・引用元:『NEWSIS』
コロナ禍で韓国を訪問する中国人観光客はほとんどゼロ(天底は2,046人)になったのですが、中国のゼロコロナが解けてからは回復し、06月には「14万9,594人」となっています。
韓国としてはもっと増加してほしいところなのです。
韓国の切望どおり、中国人観光客が増加するかどうかにご注目ください。
(吉田ハンチング@dcp)