韓国の青瓦台・大統領府が北朝鮮の諜報員に浸透されていたという事実がイギリス『BBC』によって暴露されました。
これは、同局が北朝鮮の諜報組織で活躍した人物へのインタビューを行った中で明らかになりました。
⇒参照・引用元:『BBC』「Drugs, arms, and terror: A high-profile defector on Kim’s North Korea」
インタビューされたのは、Kim Kuk-song(キム・クソン:仮名)という人物で肩書きは元上級大佐となっています。詳細は上掲URLの元記事をお読みいただきたいのですが、金さんは自身を「最高指導者の目、耳、頭脳」として働いた「共産主義者の中の共産主義者」だったと語っています。
2014年に脱北し、以降はソウル市に居住して韓国の諜報機関のために働いてきたとのこと。
驚くのは以下の発言です。記事より一部を引用します。
「北朝鮮のエージェントが韓国の大統領府に派遣されて働き、無事に北朝鮮に戻ったという事件があった。
それは1990年代初頭だった。ブルーハウス(韓国の大統領府:「青瓦台」筆者注)で5~6年間働いた後、、彼は無事に戻ってきて、労働党の314連絡事務所で働いた」
「北朝鮮の工作員は、韓国の重要な機関だけでなく、さまざまな市民社会組織で積極的な役割を果たしていると言えます」
引用元は上掲記事
北朝鮮の工作員が韓国の大統領府でも働いていたというのです。
1990年代初頭ですから、盧泰愚(ノ・テウ:1988~1993年)、金泳三(キム・サンヨム:1993~1998年)大統領の時代ということになります。
韓国政府の重要な機関だけではなく、さまざまな市民団体でも活動していると語っていますが、これは現在も続いていると考えるべきなのでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)