2021年10月28日、韓国・文在寅大統領が欧州に向けて出発しました。
以下が青瓦台・大統領府からの日程などの説明です。
巡訪日程
文在寅大統領は、G20首脳会議と第26次国連気候変動協約締約国総会(COP26)首脳会議などに参加するために本日午前ヨーロッパに出国しました。文大統領は来る11月05日まで7泊9日の巡訪日程を消化する計画です。
文大統領が最初に訪れるのはバチカン教皇庁です。
29日、文大統領は教皇庁を公式訪問し、フランシスコ教皇およびパロリン教皇庁国務院長とそれぞれ面談を行う予定です。
続いて30日、イタリア・ローマでG20首脳会議
11月01日、イギリス・グラスゴーで気候危機対応のための国際社会の意志を確認し議論するCOP26首脳会議に参加し、
11月02日からハンガリー大統領の招待でハンガリーを国賓訪問し、第2次韓ビセグラードグループ(V4:ハンガリー、スロバキア、チェコ、ポーランド)首脳会議などの日程に参加する予定です。
文大統領の今回の欧州巡訪は、コロナ19や気候危機などグローバル懸案への私たちの貢献意志を再確認し、国際的地位を高めるきっかけになります。
詳細なニュースは大統領府ホームページとソーシャルメディアを通じて迅速かつ鮮やかにお伝えします。
⇒参照・引用元:『韓国 大統領府』公式サイト「カードニュース」
という日程ですが、韓国メディアでは、
・アメリカ合衆国のバイデン大統領との米韓首脳会談
が行われるのではないか、と期待を込めた報道が出ています。
現段階で決まっていないのであれば無理はなずですが、かつての安倍首相が捕まったように、袖を引いて会議に持ち込もうなどと考えているのでなければいいのですが。岸田さんとバイデンさんが捕まらなければいいですね。
また、文大統領は任期が間もなく切れるで、なんとかして朝鮮戦争の終戦宣言を出させるべく、必死の動きを続けています。
10月28日、「合衆国と韓国の間で終戦宣言について意見が異なるのではないのか」という見方に対して、ラジオ番組で「終戦宣言は深く協議中であり、今後も緊密に協議をしていくだろう」と強気な発言をしました。
「米韓で温度差がある」というのは、ホワイトハウス国家安保補佐官のジェイク・サリバンさんが、26日の記者会見で「合衆国はどれほど真剣に終戦宣言を考えているのか」と記者会見で聞かれ、
「米韓間の議論について言及したくない」「我々(合衆国と韓国)は、それぞれによる措置のための正確な順序・時期・条件に関して、多少異なる観点を持っているかもしれない」
と述べたからです。こういう「多少違いがある」などという表現は、「少」ではなく「多」の方に重きをおいて発言するものです。
合衆国が「文大統領の終戦宣言提案」に乗る可能性は、恐らくほとんどゼロのはずです。
なにせ「とにかく1回終戦宣言をしよう」「まずくなったら後で撤回すればいい」なんて提案ですので、合衆国が乗るはずがないのです。
こういう「なにそれ」な提案が臆面もなくできるのは、終戦宣言、国と国との間の約束事がどんな重みを持つのかを全く理解していない証拠です。
なにせ「GOSOMIAをいつでも終了できるという前提においてGSOMIA破棄宣言を凍結する」なんて言う国ですので、無理もありませんが、国と国との約束について韓国を甘やかすべきではありません。
ともあれ、文大統領が欧州で「終戦宣言」提案を繰り返すことは間違いないでしょう。どのような反応が返ってくるかにご期待ください。
(吉田ハンチング@dcp)