来年度の予算の骨子がまとまった韓国ですが、驚くべきことが判明しました。
国会予算決算特別委員会の「2022年度予算案検討報告書」によると――
2020年12月に「2050カーボンニュートラル推進戦略」を発表しましたが、その後、韓国政府はこの戦略に従って各省庁ごとに31の主要政策を提出するように指示したのですが……2021年10月末時点で政策を提出できたのは、わずか7つだけだった
――というのです。
先にご紹介したとおり、シナリオが無茶苦茶な内容ですので、それに合わせて「政策を出せ」といわれても、各省庁は困惑したに違いありません。実現不可能なゴールにたどりつくための政策など出るわけがありません。
さらにすごいのはここからです。
中身も固まっていない24の政策関連事業に2兆7,437億ウォン(約2,634億円)の予算を付けたのです。
なぜ中身が決まっていないところに予算を突っ込むのでしょう。なぜ中身が決まっていないのにその金額でいけると判断したのでしょうか。
「カーボンニュートラルは必ず達成行かねばならない道である。いくらかかるのかは関係ない」と断言した韓国政府らしい話ではありますが、それにしても無茶苦茶です。
「踏み出せばその一足が道となり その一足が道となる 迷わず行けよ 行けばわかるさ」なのでしょうか。そんな心意気は個人でやってください。
政府のやることではありません。
(吉田ハンチング@dcp)