かねてよりウワサされていた件が現実になるようです。小ネタかもしれませんがご紹介します。誠に申し訳ありません。
韓国の『現代自動車』が早ければ2022年にも日本に再進出を検討している――と報じられました。
『現代自動車』は2001年に日本市場に進出し、販売不振のため2009年に撤退しました。その間に販売した自動車はわずか1万5,000台ほどに過ぎません。
ならすと1年で約1,667台、1カ月で約40台しか売れなかったことになります。
『現代自動車』の張在勲(チャン・ジェフン)社長は日本メディアの取材に、「電動化の波は自動車産業に来た100年ぶりの機会」「先進市場でありながら最も厳しい日本市場に進出することを慎重に最終検討中」と答えています。
韓国メディア『ChosunBiz』によると、
(前略)
張社長は『現代自動車』が日本に進出すれば、電気自動車と水素車中心で競争力を発揮すると自信を表わした。現代車がスポーツユーティリティ水素自動車「ネクソ」とクロスオーバー電気自動車「IONIQ(アイオニック)5」を出すなど、過去より多様なラインナップを備えており、日本の消費者に差別化された価値を提供できるということだ。
(後略)
水素自動車と電気自動車で日本の消費者のニーズを満たせる、と自信を持っていらっしゃるようです。
日本は、中国、アメリカ合衆国に次ぐ世界第3位の自動車市場。韓国の自動車会社は世界最大の中国市場を失いつつありますので(以下グラフ)、日本市場を放置してはおけないようです。
⇒データ出典:『自動車産業ポータル MARKLINES』
※グラフはMoney1で作成しました
どこかで中国市場の減少分を取り返さないといけませんので、「日本市場を再攻略!」というわけでしょう。その意気やよしではありますが、果たして日本の消費者が買うでしょうか……。
K-PopアイドルとコラボしたCMとかやりそうですね。
果たして本当に『現代自動車』が日本に再進出を行うのかどうか、にご期待ください。
(吉田ハンチング@dcp)