韓国は日本の福島処理水の海洋放出計画について、いまだに難癖をつけています。
2023年07月04日、「東京電力福島第一原発におけるALPS処理水の安全性レビューに関する包括報告書」を公表した『IAEA』のグロッシー事務局長は、親切にも韓国に向かい、報告書について記者会見も実施しました。
記者会見が終わり、グロッシー事務局長が会場を去ろうとしたところ、先にご紹介した韓国(自称)市民メディア『ザ・探査』のメンバーが追いすがり「100万ユーロを日本政府から受け取ったのか」と問いただしました。
↑グッロシー事務局長に追いすがる『ザ・探査』の記者。「100万ユーロを受け取りましたか?」と聞き、グロッシー事務局長は「そんなお金は一切受け取っていない」と答えています。
この「100万ユーロ授受」疑惑というのは、以下の記事でご紹介したとおり、札付きのでっち上げ団体である『ザ・探査』が提起したもの。
『ザ・探査』は、グロッシー事務局長を名指ししてお金を受け取ったと言っているので、これは名誉毀損によって告訴されてもおかしくない案件です。
グロッシー事務局長が『中央日報』のインタビューに答えた記事が同紙に出ているので以下に一部を引用します。
(前略)
――前日、空港ではデモ隊のせいで入国審査場を出るのに2時間以上かかったが、今日もホテルの前に市民団体が集まっている。「まあ、正直言って良くなかった。
もちろん、福島問題が韓国にとって非常に敏感な問題であることはよく知っている。
特に民主主義国家である韓国では、当然、人々がそれぞれの意見を表明することができます。私は(議論に)隠れたり、異論を無視するつもりは全くありません。
むしろ、お互いを尊重する中で良い対話をすべきだと信じている。(野党が主張する)疑問が何であれ、一緒に掘り下げて答えを見つけるために努力しなければならない」
――実際に韓国で福島問題はかなり政治化されている。野党をどのように説得(convince)する計画か?
「私は野党を説得する権限も計画もない。
『IAEA』が何をやっているのか、特定の結論に至った理由を説明(explain)する計画だ。
野党も疑問を示すことができ、議題も提案することができるだろう。
しかし、野党も政権を望んでおり、その時は野党も『IAEA』を自ら相手にしなければならないことを知っていると思う。韓国は『IAEA』の重要な加盟国だ。(政権を望む)野党も『IAEA』が非常に重要な機関であり、どのように機能するかをよく知っているはずだ」
――野党以外に韓国内の市民団体に会う意思もあるか。
「誰とでも会うことができる。
お互いを尊重する対話であれば、いつでも門戸は開いている。
もちろん侮辱や不当な誹謗中傷は許さないが、正当な懸念や疑問を持つ全ての方と対話するのが私の責務だと思う」
――『IAEA』の最終報告書に対する疑問はどう解消する計画か。
「『IAEA』は、日本から放流計画を評価してほしいという“宿題”を受け取った学生のようなものだった。
日本はすでに海洋放出を決定した状態だった。
宿題を受け取った私たちは、日本の計画を科学的分析に基づき綿密に評価した。
それにとどまらず、実際の放流後に起こることについても、現場に常駐しながら数十年にわたって検証する計画だ。最後の一滴まで“安全に”放流されるまで『IAEA』は一緒にいるつもりだ」
(後略)
グロッシー事務局長はお気の毒なことに、デモ隊によって韓国の空港から2時間も出られず、記者会見を行えば「でっち上げの疑惑」をぶつけられるという散々な目に遭いました。
注目すべきは「侮辱や不当な誹謗中傷は許さない」です。
『IAEA』は組織と事務局長の名誉にかけて、韓国の『ザ・探査』による侮辱・誹謗中傷に断固たる措置を行うべきではないでしょうか。
日本は、韓国が世界一の反日国家であることを再認識し、科学的な話が全く通じない国民がいることを肝に銘じなければいけません。
『IAEA』は、危機的状況にあるとされるザポリージャ原発、北朝鮮の核という深刻な脅威に立ち向かわなければならないのに、韓国の戯言に付き合わされているのです。
貴重な『IAEA』リソースの無駄使いですし、グロッシー事務局長も怒り心頭かもしれません。
(吉田ハンチング@dcp)